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【Mac】ローカル環境でディープフェイク技術を手軽に利用する方法(プライバシー重視)

ディープフェイク技術は、画像や動画の編集に革命をもたらしていますが、Macでは処理速度の遅さから、あまり活用されていません。しかし、この記事では、Macのローカル環境でプライバシーを重視しつつ、簡単にディープフェイクを作成する方法をご紹介します。処理速度は遅くても、Windowsマシンを購入せずに、手軽にディープフェイク技術を体験できる点で、この方法は大きな価値があります。2種類のディープフェイクツールを使うことで、誰でも気軽にディープフェイク動画を作ることができるようになります。
Macユーザーの中には、Google Colaboratoryを使って高速でディープフェイクを作成している方もいるようですが、これは規約で禁止されています。クラウドサービス上のGPUを使う場合は、別の方法を検討することをお勧めします。

この記事を読むと、このような映像を作ることができます。

AI画像生成で作成した顔を実写映像の顔に差し替えています。今回はテストのために、横顔や顔の前に手や髪がかかっている映像を使用しました。その結果、うまく処理できない部分がありました。しかし、顔が正面を向いていて、顔の前に障害物がない映像の場合は、きれいに変換することができます。

この記事で得られるメリット:

  • オリジナルの動画や画像データをクラウドにアップロードせず、自分のMac内だけで処理を行います。これにより、プライバシーの観点からデータの外部流出リスクを最小限に抑えられます。

  • 簡単にインストールできるツールの使い方がわかります。

  • 無料で使い続けられます。

  • 2種類の方法でディープフェイクを試せます。

  • ひとつのツールはNSFW(アダルト系)の映像も作成できます。法律を守り、悪用しないようにしてください。

インストールの簡便さ:

私は以下のスペックのMacでこれらのツールを利用できました。

  • 機種名: MacBook Pro M2

  • OS: 14.5

  • メモリ: 32GB

ただし、全てのMacで同様に動作することを保証するものではありません。この記事の情報が役立たなかった場合は、返金を申請してください。

記事購入前の注意点:

  • ターミナルでの作業が一部必要な場合があります(FFmpegのインストールなど)。

  • Macは一般的にWindowsのグラフィックカード搭載マシンより処理速度が遅いため、高速処理が必要な場合はWindowsマシンやクラウドサービス上のGPUを検討してください。私のMacでは設定によりますが、1920x1080の8秒の映像の処理に約7分かかります。

  • 今回使用するツールのひとつであるPinokioのインストール時にセキュリティ警告が表示されることがあります。以下のようなメッセージが表示された場合、慎重に判断してください。 これをインストールしない場合でも、もうひとつのツールは試すことができます。

“patch.command”の開発元を検証できません。開いてもよろしいですか?このアプリケーションを開くことによって、システムのセキュリティが無効になり、コンピュータと個人情報がマルウェアにさらされる場合があります。その結果、マルウェアによって、Macやプライバシーに損害を受ける可能性があります。

私はこのツールが安全だと思っていますが、不安な方はインストールを控えてください。また、この件について記事を書いている方がいましたので、こちらの記事も参考にしてください。

この記事では、ツールの導入方法を紹介しています。これらのツールは、処理速度やクオリティーなどを調整するために各種設定が可能です。現在、映像に合わせてどのような設定が良いのかをテストしています。反響があれば、設定の仕方も追記したいと思います。

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