遂に28歳で無職を卒業しようと思い就職活動した話④
無職職歴無しの状態で司法書士試験に6回連続で落ちた年の12月、実家に戻り1人でゴロゴロしていると先日採用面接を受けた関西の上場企業から電話が掛かってきました。
緊張しながら電話に出ると、
「もしもし、タクミさんのお電話でしょうか?私総務部のYと申します。」
採用面接をしてくれた女性とは違う、声の高い女性からの電話でした。
女性「先日は採用面接にお越しいただき、ありがとうございました。結果は、合格になります。おめでとうございます」
いきなりのことで一瞬頭が真っ白になりました。ただ周りの友達と比べると当時28歳と大分遅くなってしまいましたが、遂に社会人として第一歩を踏めることの喜びと安堵感でいっぱいになりました。。
僕「‥ありがとうございます!」
女性「おめでとうございます。つきましては来月から早速勤務いただきたく、入社の日程等はおってメールでやり取りさせてください。」
僕「かしこまりました!よろしくお願いします!」
電話が切れるとしばらく放心状態になりました。。
もちろん喜ばしいことに間違いはないのですが、この後は入社までの少ない時間で、その時住んでいた京都から会社の近くに引っ越しをしたり、入社に向けてバタバタと準備をしないといけまけん。
また僕にとっては初めて組織の中で働くことになります。いわゆるサラリーマンというやつを自分ができるのか、、不安な面も多くありました。。
ただ色々考えてもしょうがないので、やらないといけないことを一つずつ着実にしようと考えました。
その一つ目が引っ越しです。
急いで会社近くの不動産賃貸業者に連絡し、年明け早々に物件を見て回ることにしました。
‥‥とはいえ、何で無職職歴無しの僕が上場企業の、しかも希望していた法務職に就けたのか。。
28歳無職職歴無しとは言え、一応法学部の大学院を出ているし、学歴で評価されたのかな?と思ったのですが、入社後聞かされたのは僕と同じタイミングで何人か面接をしたが、気持ち悪い、会話の意味が分かんない応募者が多くゲンナリしていたところ、僕は会話がまともだったから採用したとのことでした^^;
学歴は全く関係なく、ただ運が良かっただけでした。大したもんでもないのに学歴うんぬんを少しでも思った自分が恥ずかしかったです。。
また、改めてその時の雇用条件を簡単にまとめると、月給19万円、ボーナスは年間3ヶ月分で年収換算で285万円、休日は土日のみで年間休日は105日(祝日は一切休み無し)、家賃補助などの諸手当は基本無し(出費手当が多少出るくらい)というものでした。
一般的な基準で言うと、大卒初任給が22万前後だと思うので、28歳の平均で言うと月収26,7万くらいでしょうか。
一方の僕はもうすぐ29歳になるタイミングで19万円なので、周囲と比較すると大分低いのですが、それまで無職職歴無しの分際で、しかも希望する法務職に就けたので、会社に受かった当時は雇用条件については何も不満はなく、むしろ19万円でも大満足でした。
この後この会社で色んな意味で色んな経験をさせてもらい大変でしたが、今となってはこの会社に入社したことは本当に正しい選択だったと思います。
(ただ勤めている時は入社したことを後悔したことも多かったです。ちなみに今はこの会社を辞め、違う会社に勤めています。)
こうしてめでたく社会人として歩き出しました。また、この会社に勤めていた時のことも可能な範囲で記事にしていきたいと思います。
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