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20代で尿管結石になった話

無職で京都で一人暮らしをしていた26歳の時の話です。

午前10時頃に起きて、ベッドに座りながら何の気無しに海外サッカーをテレビで見ていました。

すると左の背中と腰の中間くらいに少し重たい違和感が。。

初めての感覚だったので、「あれ?何だろ?」と思い、左方向に体を捻った瞬間に、、

ギューン!!!!!

と左背中の奥の内臓から味わったことの無い激痛が走りました

もう座っている事などできないので、床をのたうち回り、「あっーーー!!!!」と大声をあげてしまいました

何が起こったのか分からず、のたうち回りながらベッドから洗面所の方に移動していたのですが、その間も抑えることのない激痛が体の中心から襲ってきます。。

例えるならタンスの角に小指をぶつけた時の痛み×1,000倍くらいの、もう耐える耐えれないというレベルを超えた痛みです。。

泣きそうになりながら(もしかすると泣いていたかもしれません)、もしかするとこのまま死ぬかもしれないと思ったので、まずは母親の携帯に電話をし状況を辛うじて伝えてから、次に救急車に電話をしました。

救急隊員の人は、まずこちらの症状を聞いてきます。最初は向こうも何事かと少し焦った様子だったのですが、痛みの説明を少しすると、「あ〜」と言う感じですぐに冷静になり、こう言いました。

「多分尿管結石だと思います。すぐに向かいますのでお待ち下さい」

そこから10分くらいすると救急隊員が家に到着し、僕は担架で運ばれて救急車に乗りました。

おそらく痛みに襲われてからここまでで12分くらいのものだと思うのですが、実は担架で運ばれている時点で痛みはほとんど治っていました。

そのまま救急車で病院に運ばれてCTスキャンを取ったりと検査をしたのですが、診断はやはり尿管結石とのこと。

尿管結石とは、腎臓と膀胱を繋ぐ尿管という細い管があるのですが、腎臓でできた結石が尿管で詰まることによって、尿が腎臓まで逆流することらしく、逆流した際に激痛を伴うようです。

後で調べたのですが、世の中で痛さのTOP3があり、第3位は出産時の痛み、第2位が尿管結石の痛み、第1位が癌治療の抗がん剤の痛みらしいです。

女性もアンケートに答えており、出産より尿管結石の方が何倍も痛いという意見があったので、信用できる堂々の2位だと思います。


その後、結石はおしっこと一緒に排出されたのですが、恐ろしいことにレントゲンを取るともう一つの結石が腎臓の中に見つかりました。。

あのような経験は2度としたく無いので、どうかもう一つの結石が尿管に落ちませんように。。


#尿管結石
#激痛
#救急車

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