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生きていくということは、一人じゃ絶対無理だし、僕の作りたいものさえも、一人じゃ到達できないのかもしれない。



”自分の道を切り拓いて、実らせる。”


母がつけてくれたこの名前。
拓実。


いつの間にか、祖父母、両親といなくなって、兄弟もいなくて、常に気を張っていきていた。


ー何があっても生きていかなきゃいけない。誰の力も借りれない。一人で、生きていくんだ。


ずっと、そう思って、独立する時は、「カメラで食ってくなんて無理だ」っていった前職の同期や上司。付け入ろうとしてるんだろうなって勝手に周りの人を思ってたりしたこともあって。

人を信用していない自分がいたんだと思う。


でもある時、ぶっ倒れた。

そんなふうに思う自分がいる一方で、写真を通して、僕がしてきた後悔とかそういうものを感じる誰か一人でも減らせればと思ってて。お金なんて二の次で、ひたすら撮った。喜んでくれる人がいるのだから。

仕事としても声をたくさんいただけはじめて、3ヶ月ずっとほぼ毎日撮り続けたある日。

肩があがらなくなって、腰が傷んで、高熱で動けない自分がいた。

ああ、一人で生きていくってこんなに難しいんだって。

でもね。
そんな時、助けてくれるみんなが現れてきてくれた。

じょりさんは、書類関係を引き受けてくれて、やじけんはマネージャーとして相談のってくれたり、これからの間の役割を引き受けてくれてたり、神さんはめっちゃ面倒見てくれたり、そうくんがアシスタントとして仕事のクオリティとお客さんとの空気づくりをやってくれたり。

Salon de Photoのみんなも、僕がぶっ倒れた時に、たすけてくれたり、企画を作ってくれて。


ああ。


自分の道を切り拓いて、実らせる。

って、一人じゃできない。

絶対、一人じゃ生きていけない世界なんだって。

本当に、迷惑をかけている人生だと思う。
ごめんなさい。

そして、ちょっと恥ずかしいけど、
こんな僕を支えてくれて本当にありがとう。

大切なことを、わすれちゃだめだって、いつも思う。
そして、そのことをいつも忘れる。

だけど。

大切な人たちと、ふとした節目に、こうして向き合って、また再確認する。

ひとりじゃない。

いつも恩返ししなきゃって思うのに、
支えられてばっかりです。

ありがとう。

本当にありがとうございます。

きっと、諦める人生だって思ってもいた。

それでも。

こうして、とても大切な人に囲まれて、
夢を追いかけられる。

幸せです。

ああ、なんか恥ずかしいな。

ありがとう。








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