中小企業や個人事業主が2023年に使える補助金は?
2022年12月2日に令和4年度第2次補正予算が成立し、2023年は以下の補助金が継続されることとなりました。
事業再構築補助金
ものづくり補助金
小規模事業者持続化補助金
IT導入補助金
事業承継・引継ぎ補助金
事業再構築補助金
【スケジュール】(1月19日更新)
1月16日に第9回公募が開始されました。また、令和4年度第2次補正予算で成立した内容は3月下旬開始予定の第10回公募から実施されることが発表されており、2023年は昨年同様、年4回程度の公募が実施されることが予想されます(下表参照)。
【第10回公募以降の主な変更点】
「成長枠」の新設
成長分野への転換を図る事業者向けに「成長枠」が新設されました。実質的にこの枠が旧「通常枠」に該当するものと思われます。売上高減少要件が撤廃されていることから、より多くの事業者が本補助金に申請できるようになりました。「産業構造転換枠」「サプライチェーン強靭化枠」の新設
市場規模が10%以上縮小する業種・業態からの転換を支援する「産業構造転換枠」、海外から国内への回帰等を促進する「サプライチェーン強靱化枠」が新設されました。業況が厳しい事業者への手厚い支援の継続
新型コロナウイルスや物価高等により業況が厳しい事業者や、最低賃金引上げの影響を大きく受ける事業者には引き続き高い補助率での支援が実施されます。
※ 令和4年度第2次補正予算 事業再構築補助金の概要はこちら
※ 各申請枠の詳しい内容については後日改めて配信します。
ものづくり補助金
【スケジュール】
1月11日に14次公募が開始されました。2023年は昨年同様、年4回程度の公募が実施されることが予想されます(下表参照)。
【14次公募以降の主な変更点】
大幅賃上げへの上乗せ支援
「給与支給総額年平均6%増加」かつ「事業場内最低賃金を年額45円以上引上げ」を満たす事業者の補助上限金額が引き上げられました。グリーン枠の拡充
温室効果ガス排出削減の取組段階に応じた3段階の支援類型が創設され、取組未実施または初歩的な取組でも申請できるよう緩和されました。海外展開支援の強化
グローバル展開型がグローバル市場開拓枠に改められ、補助下限額が1,000万円から100万円に引き下げ、一部の類型で、ブランディングやプロモーション等に要する費用が補助対象経費に追加されました。認定機器・システム導入型の新設
業種・業態に共通する課題の解決に資する機械装置・システムを認定し、認定された機械装置・システムを導入する場合は優先採択されます。こちらの枠は2024年度からの実施予定となります。ビジネスモデル構築型の廃止
※ 令和4年度第2次補正予算 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の概要はこちら
※ 各申請枠の詳しい内容については後日改めて配信します。
当事務所では事業再構築補助金、ものづくり補助金の申請支援サービスをご提供しています。ご相談内容に応じてさまざまなサポートサービスをご用意していますので、申請をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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