羽田・成田以外の空港に就航してる長距離国際路線を調べてみた
日本と海外を結ぶ定期路線は言うまでもなく羽田・成田が中心ですが、そのなかで地方から、それも東アジアや東南アジア方面だけではなく中東や北米、欧州、オセアニア方面への路線を有している空港には個人的にわくわくします。(コロナで運休など数を減らしてしまいましたが、ぜひ今後も続いてほしい!)
そんな興味から、羽田・成田発着以外の空港の国際線の就航状況について調べてみました。
調べるにあたっては、国土交通省のサイトにデータが公開されていたので参考にしました。
以下、コロナ前の2019年冬の各空港の就航地も参考に載せておきました。
2023年冬時点で休止していた路線も戻りつつありますが、まだ地方路線では回復が道半ばのようです。
※2019年冬:2019年10月27日~11月2日
※2023年冬:2019年10月29日~11月4日
※2023年冬時点で、東アジア・東南アジア以外の路線がある空港が対象。
※米国のみ各就航都市も記載しています。
新千歳空港
2023年現在ヨーロッパ・北米(ホノルル)路線は戻っていません。
フィンエアーが運航するフィンランド・ヘルシンキ便はコロナ直前に就航したものの、すぐにコロナが来てしまい、また現在はロシア・ウクライナの問題で復活が遅れています。
フィンランド・ヘルシンキ便は北海道にとって、2002年まで就航していたオランダ・アムステルダム(KLMオランダ航空)以来、久々の北海道とヨーロッパを直接繋ぐ路線であり、期待も大きいため早く戻ってきてほしいですね。
2019年冬
ヨーロッパ
ウズベキスタン(※国土交通省の2019冬ダイヤのデータでは存在しますが、本当に定期便で就航していたのかは確認ができませんでした。)
ロシア
フィンランド(※2019年12月15日から)
北米
米国
ホノルル
2023年冬
ヨーロッパ
なし
北米
なし
中部空港
もともと国際線はアジア中心であったものの、数少ないヨーロッパ・北米路線はグアム・ホノルルのみとなっています。
※2024年5月にフィンランド・ヘルシンキ便は再開されます。
2023年2月には唯一の北米路線であったデルタ航空のデトロイト線が無期限運休になるなど、開港当初のことを思うと寂しい状況が続いています。
2019年冬
ヨーロッパ
ドイツ
フィンランド
北米
グアム
デトロイト
ホノルル
2023年冬
ヨーロッパ
フィンランド(2024年5月から)
北米
米国
グアム
ホノルル
関西空港
さすがの関空はかなり長距離国際線も数を戻してきていますね。羽田・成田が戻った後に、次は関西が優先して再開されたのだと考えられます。東京に行かなくても、直接ヨーロッパ・北米・中東・オセアニアへアクセスできる関空は本当に魅力があるので、今後も路線の再開と新規の就航に期待したいです!
2019年冬
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
ヨーロッパ
イギリス
オランダ
ドイツ
フィンランド
フランス
中東
アラブ首長国連邦
北米
米国
グアム
サンフランシスコ
ホノルル
ロサンゼルス
2023年冬
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
オランダ
ドイツ
フィンランド
フランス
中東
アラブ首長国連邦
北米
米国
グアム
サンフランシスコ
ホノルル
ロサンゼルス
福岡空港
フィンランド・ヘルシンキ便が再開されていないですが、こらは新千歳便同様にロシア領空の迂回が再開に時間を要しているようです。
福岡空港は滑走路の2本化や旅客ターミナルのリニューアルなどを控えていて、今後の新規路線拡大にも期待したいです。
2019年冬
ヨーロッパ
フィンランド
北米
米国
グアム
ホノルル(2019年冬ダイヤには記載がありませんでしたが。ハワイアン航空の便がありました。)
2023年冬
ヨーロッパ
なし
北米
米国
グアム
ホノルル
以上、羽田・成田空港以外の長距離国際線について調べてみました。
コロナによる運休からの路線再開が続々と続いていますが、まだ地方路線では戻り切っていない印象を受けました。
まずは関空路線がどれぐらい拡大できるのか、そこに期待していきたいと思います!
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