それは近くて遠い。


 これは私自身への戒め。

 数ヶ月前から、Vtuberというものにハマっている。特に、にじさんじの鈴木勝くん。勝くんについて、Podcastで語ったこともある。(にーぶいかーぶい放送局第10回)(勝くんの魅力について語っている回なので是非聴いていただけると嬉しい)

 好きな気持ちを形にするということが増えた。そして、公の場でそれを発信することも。

 そうして彼を好きな気持ちを形にするとき、ふと考える。

 私はどんな立場で彼のことを見ているのだろう。

 ガチ恋ではないし、ただの同級生ともまた違う。私にとって、彼は守りたい弟のようで、尊敬する先輩のようで、応援したい人。

 今までアイドルや声優さんといった、基本的には遠い存在を好きになってきた。

 でも、彼は違う。

 生配信やTwitterで一方的ではない交流ができる。

 とても近い存在だと錯覚してしまうほどの、それはとても嬉しい。だからこそ、忘れてはいけないとも思う。彼が相対するのは、一対一ではなく、最終的に一対多なのだと。

 数は暴力だ。

 私は、一でしかない。一にしかなりえない。

 けれども、彼がそれを受け取るとき、たくさんの数になっている可能性を私は忘れちゃいけない。



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