【今日の言葉】　コトバ　No.3009

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「先生の好きなコトバは何ですか？」

先生「手近な一つは"修辞立誠"というコトバです。

これは人間はコトバを慎むことの極致において神に通ずるということです。

これは元来易経にあるコトバですが、なかなか味わい深いコトバだと思うのです。

人間もコトバの慎しみが如何に大切かということが分かり出したら、

修養もまず軌道に乗り出したといってよいでしょう。

最も手近なことでありながら、案外この点には気づきにくいものです。

森　信三

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「続・修身教授録」からの学びです。

修辞立誠を別の言い方で説明すると、

『言葉を正すことによって、心を誠に立ち返らせる』

となる。

言葉が豊かにならなければ、思考も豊かにならない。

だから普段自分が使っているコトバを意識してみるのも良いでしょう。

そして言うべきことと言わざるべきことを区別して、言わざるであれば言葉を慎む。

修辞、修養、修身ですね。

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