【今日の言葉】 相対 No.3154
昔、川端康成先生がノーベル文学賞を受賞された時、記念講演があったんですわ。
その時の演題が、初めは「美しい日本と私」やったんです。
それを川端先生は「美しい日本の私」と変えはったんです。
相対の関係ではなく「一体」という意味にしたんです。
森 清範(清水寺貫主)
日本講演新聞2023年11月13日号からのご紹介です。
相対の「と」と、一体の「の」の違い。
『相対の世界では、もめ事や争いが絶えません。一番分かりやすいのが夫婦の関係です。
ご主人が「俺の言うこと、何でおまえは分からんねん」と言うと、嫁さんも「私の言うこと、何でお父さんは分からへんの」と言って喧嘩になります。
正しい者同士だから喧嘩になるのです』
お互いが「自分が悪かった」と言えば、争いは起きない。「一体」ならどちらも自分ですから。
「私のあなた」と「あなたの私」の両方を同時に意識することが大事になりますね。
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