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地区飛び込み営業の最終形 ~地区で有名人になり、契約の連鎖現象~

 いかにもエラそうに書いてきましたが、自分自身も最初からこういう風だった訳ではなくて……実際にこの手法を取ったのは1年半後でした。(最初は飛び込みと喫茶店だけ)

 実はうちのHPでちょくちょく協力者として名が出てくる早乙女氏というのは、保険屋時代の元お客なんですが……実に仲良くなるのに1年以上かかったんですね。

 で、仲良くなったきっかけというのが、たまたま休日にパソコンを買おうと思い、出てきたらバタっとその人に会った、という感じ。

「何? PC買いにきた? んじゃ、俺についてきな。安く見繕ってやるよ」

となり、それまではホント挨拶程度しかしなかったのに、一気に距離をつめるようになり……

 で、シャレでサイドビジネスの話(当時は携帯の着メロの本が出ていない時に「これ、街中なんかで1曲200円で作成しまっせ、ってやったら面白いんちゃいます?)をしたら、思いっきり乗ってきて……実際に本まで出版する事になり……

 で、アイデア自体は斬新だったので、提携する会社の飛び込み自体も非常にスムーズで、大抵の所は話に乗ってくるという感じで.。結果、提携した先、そして早乙女家から全ての保険を頂く事になりました。

 この時「お? もしかして、こういうやり方もアリかもしれないよな」と、発見。で、携帯屋やら印刷屋やらギフト屋やらと、手を組んでやってましたね。

 実際「保険には絶対入らない!」という人でも、関係ないネタにて客となり、何故か知人の保険を紹介してくれる人になったり……とかありましたね。

「おぉ、保険にとらわれなければ、殆ど見込みだよ、みんな」

 はい、「全ての人がターゲットとなり得る」という状況になると、ホント楽しくてしょうがなくなります。

 と……実は「自分から契約を頂いた先」への訪問ネタという意味合いが一番強かったかも。契約までは保険ネタオンリーでもいけない事はないですが、契約を頂いた後というのは何かと訪問ネタがなくなりがちですし。

 契約を頂いた先というのは大事に育てていくと金を生む卵となりますしね。はい、追加契約やら紹介やら考えられますし。

 ある程度同じ地区にて契約を集め、地域に馴染んでしまうと、連鎖的に保険加入者が増えます。はい、道を歩いているだけで声をかけられ、「あ、この人私の友達で、●●に住んでいる人。知ってるでしょ?」なんて事になります。

 正直、この状態になってからは、ホント、ボロイです。

 一番の早道はマンション系かも。同じ階に10の部屋があったとして、3人が保険加入したとしたら、運にもよりますがその階の殆どの契約に繋がる事もありました。

「あ、●●さんもあの保険屋さんから入ったの? なら自分も入ろうかしら」

という、不思議な仲間意識(?)でも働くんでしょうかね。地区ノートで、そうですねぇ、取れた所を赤丸でも打っておくと快感ですよ。

「おぉ、この階全部丸がついたよ!」

 ホントにクロスワードの世界になりますから。

■GNP営業


  •  ⋯⋯って、実際この手法自体何も特殊という訳ではなく、何十年前の営業の主流だった様です。(多少(かなり)アレンジし、自己流にはなってますが)

     いわゆる、GNP営業ってヤツですな。

     実際、何故これをやらない人が殆どなのか? というと「なんか難しそう」「すぐに結果が出ずに、メンドくさそう」という偏見を持つ人ばかりだからでしょうね。

     GNP営業、聞いた事ありますよね? 義理・人情・プレゼントを酷使した営業の事です。これ、外資等にバカにされ、国内生保自体がこれを辞め、コンサル系営業にしようとしていますが⋯⋯これは大きな間違いだと自分は思っています。

     当然、最初からコンサル営業を望む人もいるかもしれないですが、大半の人は「うちは結構です!」とアプローチの段階でアウトです。はい、話ができて初めてコンサルというのはできます。

    「如何に話を聞く状態に持っていくか?」

    間違っているのかもしれませんが、これが営業だと自分は思っています。何故、初対面の人同士がまともな話をできる……そう思うのか? んなもん、確率的にいって滅茶苦茶レアじゃありません?

     営業は過程、といいますが……過程自体を工夫している、しようとする人は稀ですね。

    「ラクをして、儲けたい」

    これ、日本人の最近の発想なんでしょうかね?

    「コミュニケーション自体、どうしていいか分からない、私話下手だし」

    と、やる前よりそう決めつけている人も多いですね。そういう人の大多数が、「すぐにコミュニケーションを取ろうとしている」「結果を最初から望んでいる」という事になるんですよね。

     冷静に考えれば分かると思うのですが、会ったばかりの人とすぐに友達になれますか? 当然、そうなれる人もいるでしょうが、通常は何度かコミュニケーションをとっていって、自然と仲良くなっていく──というのが普通ではないでしょうか?

     実際、やってみると……非常に単純な事で、簡単な事です。別に全ての人と仲良くならなくても良いわけですし。(100人いたとして、全員と友達になれるかというと、んなもん不可能)

     あなたに友人が1人でもいるのなら、学校等で仲良くなれた人がいる人なら、実際にお客さんとのコミュニケーション自体、出来ない筈はないですよ。

     当然、最初から出来る人なんていません。最初は別にどんなにぎこちなくてもOKです。上手くやろうなんて思う必要ないです。

  • アンケートを取る

  • そこから仲良くなる人を探す(なじみ活動)

  • そこから相手より保険の話を振ってくる人を探す

 まず上記の事が実現するまでやってみてください。なにごとも、小さなyes、成功の積み重ねです。城自体、一夜で出来る訳ないですからね。


☆気をつける点

 気をつける点は、ただ1点。

「嫌われるような行動は避ける事」

 これだけ⋯なんですよね。でもって、自分自身がやられて嫌な事といえば⋯

・しつこい
・話をしてないのに、ぐちゃぐちゃしゃべってくる
・いきなり自分の懐に飛び込んでくる

 はい、自分がされて嫌な事をしないと心掛けるだけっすな。もうちょっと具体的に書くと⋯

  • 引き下がる時は、ホントあっけない程速効で引き下がる。

  • どんな理由でも「分かりました! では!」と、キパキパと。

  • 行動は迅速に。

  • こちらからは話はしない。聞き役に徹する。

  • 取りあえず、明るく、さわやかに、笑顔で。

  • 営業が下手だというイメージで。(どもりなんかはあった方がいい)

 営業で陥りやすいのはちょいと慣れてくるとベラベラしゃべったり、応酬話法をしたりするようになる事。これは……最悪っす。(自分の基準ですが)


☆成果が出るまでの期間は?

 で、実際この営業手法だと、なかなか花開くのに時間がかかるのでは? と、思うかもしれないですが、実際にやってみると案外速効で成果は出てきますね。

 自分自身は前述の通り1ヶ月半にて成果に結び付き(その月は2件の契約)、翌月は10件……という感じ。別に1年プランとかそんなもんではなかったです。

 遅くても3ヶ月目あたりから成果は出てくるでしょう。ノルマがあったとしても、十分可能な手法ですな。(最初の月は捨てる勇気が必要ですが⋯)

 ここらへん「おいおい、会社の上司は何言っとるねん!」と常に疑問に思っていた事なのですが⋯

・アンケート取ってきた=見込み客=1ヶ月程度でケリをつける

なんてのが常識みたいですね。ホント、「アホか! 実際に営業やってみろや! 結果なんてそんな短期間で出るもんじゃね〜よ」とよく思ってましたね。

 ノルマ自体は年単位で考えた方がいいでしょう。実際、お客さんの都合等絶対ありますしね。時には「ゼロをうつ勇気」も必要でしょう。目先に追われて、将来の財産を失うなんてのはもっての他。上司自体、サボっている訳ではないので、怒りづらい事もありますし。

 結果が伴ってきたら、それこそ滅茶苦茶「模範」とされ、チヤホヤされますよ。

 自分は締切日でも新規飛び込みアンケートをやっていた人です笑

「今月の成果は?」
「アンケート13枚ってな所です」

ってね笑

 仮に文句をウダウダ言ってくるような上司なら⋯

「じゃぁ俺に企業の既契約回してよ!」

ってな感じで言いかえしましょう。

 後、

「じゃぁ企業開拓の方法、教えてよ」

と、イジワルいってもいいかも笑

 あくまで職員は個人事業主。どうやろうが、本人の勝手ですからね。給料がどうのこうの、なんて自分が一番知ってるわ! と。

「1年トータルで自分以上の成績をおさめるにはどうしたらいいか実践してくれよ。もしも自分より成績とれたらそれに従うからさ」

な〜んて思っていましたし笑
(当然新規開拓という意味で。第一基盤(友人・知人)からではいずれ途絶えるので除く)


 以下、日生時代の余談。

 損保のノルマ?
 んなもん、売れるか!
 対応が自分で何ともならないし、下手すると生保の継続に関わるし。

 生損セット商品?
 どうなったねん、トータルガード。(下手するとこれを覚えている人、いないかも)

 ガン保険?
 アフラックの切り替えで利益になるしね〜、日生。

「営業で優秀な成績を納めた人が、代理店になれる」

 冗談じゃない。なんで辞めた自分の所に、自分と知らず「代理店の優秀な人材を求めています」なんて誘いがくるんだ?

 ⋯⋯ふははは、全くの戯言でした笑

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