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箱争奪優勝スノクレ環境新型白ルギア

はじめましての方ははじめまして。兵庫県でポケモンカードをしています。今津といいます。
今回はスノクレ環境が始まってから調整を重ねて箱争奪で使用して優勝した白ルギアの解説を書いていこうと思います。

SARが見えた瞬間「2分の1!」ってテンション上がってサポートじゃなかったときにポケモンもSARあったなぁと…

・自己紹介

兵庫県姫路市に住んでいます。コミュ症なのでカドショとかだと一番隅っこの席に座ります。

主な戦績
2021CL京都best32
シティリーグ優勝3回など。

・トリプレットビート環境からスノクレ環境へ

4月14日、スノーハザードとクレイバーストが発売されました。今回のパックは収録内容にナンジャモや勇気のおまもりなど環境に大きく変化を与えるカードが複数枚存在し大会に参加する上で今までと大きく環境の変化についていく必要がありました。

ざっくりとですがトリプレットビート環境は、ジェットエネを獲得し今まで一撃型が主流だったのが人気が二分したルギア、発売当初から圧倒的なカードパワーを誇り常に環境トップにいるロストギラティナ、ドラピオンという圧倒的なメタカードが居るにもかかわらずこれまたずっと強いミュウ、この3つが環境上位、その下にサーナイトやロストバレット、ミライドンなどと言ったイメージでした。

対してスノクレ環境は手札のリソースを切らずに妨害とドローが行えるナンジャモと種ポケモンのHPが50あがることでフワンテが最大330出せるようになり安定感と出力が上がったサーナイト、セラピーエネルギーを獲得し眠らなくなったカビゴンが完成した白ルギア、この2つが頭一つ抜けて強く、そのすぐあとをロストギラティナ、ロストバレット、ミュウ、パオジアン、ディンルーが追う様なイメージです。

・白ルギアの調整を始めた理由

カートリストが発表され、最初は白ルギア…ではなくナンジャモを入れたサーナイトを使い始めました。

リスト発表段階初期リスト

この段階ではまだトリプレットビート環境の上位デッキのルギアとロストを重く見ていてルギアに対して空の封印石ザシアン、ロストに対してゼリークレセリアを押し付けるコンセプトです。

このサーナイトの強みはミラージュステップなど準備するターンが必要ですがそのターン以降、リファインやアルカナシャインによる潤沢な手札からそのターンに適したサポートを使用出来たり、サイドを1枚しか取られないアルカナシャインのサーナイトをアタッカーとして2以上のサイドを取れるため結果的にサイドレースに勝ちやすいということでした。しかしアルカナシャインのサーナイトで攻撃するということはリファインやアルカナシャインがどんどん場から無くなっていき後半、相手のナンジャモやジャッジマンを打たれたときに要求を満たしづらくなるということが多々ありました。

4/15段階

アルカナシャインを場に残しながら別のポケモンをアタッカーとしたかたちです。
フワンテなどをアタッカーにした形でアルカナシャインが残るのでサーナイトが後半足りない問題を解決でき、ミラージュステップを打つ必要が薄くなりました。またミラージュステップを打たない関係上、複数体ラルトスから進化する必要があるので初動の安定感を上げるためにVIPパスを採用しました。
以前と比べて後半強いもののツールジャマーに弱かったりこの頃から話題になった、チャンピオンズフェスティバルを入れた方がフワンテで攻撃する形だと強かったためサーナイトの研究は一度ここでストップ。

このタイミングである程度世間の環境評価がサーナイトやルギア、ロスト、パオジアン、ディンルー……と言ったものになっていて白ルギアの採用カードをいじればこの殆どに有利がつくのでは…?と考えたため白ルギアの調整を開始しました。

・白ルギア調整編

白ルギアに限らず僕が普段デッキを組むときに一番意識していることが環境デッキに対してサイドプランをどうするかと言うことで60枚の形にする前に各対面へこういうプランでなら勝てるかなと言うものをある程度考えてから組んでいます。今回の場合は、

  • サーナイト

  • ルギア

  • ロストバレット(ライコウ、カイリュー)

  • ロストギラティナ

  • ミュウ(フュージョン)

  • パオジアン

  • ディンルー

これらに対して考えて見ました。

・サーナイト
サーナイトは序盤は火力が低い準備ターンが続くが後半は豊富な手札からボスを絡めた高火力でV以上を簡単に取ってくる。
→ルギアがワンパンされにくい序盤だけルギアで攻撃しその後は崩れたスタジアムを絡めてV以上を盤面から消しこちらも非Vで応戦する。サーナイトexでこちらのポケモンを倒してきた場合はドラピオンにエネ加速してワンパンでサイド2を取ることで序盤のアドバンテージを減らさずサイドレース逃げ切りを狙う。

・ルギア
相手に先行を取られたときにも勝てるようなプランを用意しなければならない
→相手のVを非Vで倒してサイドレースの逆転を狙う。

・ロストバレット
形が多いため細かく書き始めるとキリがないが基本的に対ルギアで使うアタッカーは序盤ウッウ、中後半ヤミラミやザマゼンタ、ライコウV、かがやくゲッコウガ後半カイオーガやかがやくリザードンを想定
→ライコウ+封印石で逆転されないためにルギア以外で攻撃したい。ゲッコウガ+ヤミラミでアーケオスが2面取られることを出来るだけ防ぎたい(状況次第では取られてもいい)。カイオーガに3〜4枚取られないように手札干渉やV以上を崩れたスタジアムでトラッシュしておく。

・ロストギラティナ
ロストバレットと違い基本的に輝く枠はゲッコウガ、HPが280のギラティナをワンパンするにはアヤシシV以外ないためギラティナを複数回動かせるとしんどい。
→ルギアが220出せる状態でボスを打ちやすい、非Vで攻撃することでギラティナVstarで攻撃してエネをロストに送らせるなど、ギラティナを動かしづらい、起きづらい状況を作る。

・ミュウ
最近は後手1からも攻撃出来るようにまたフュージョン型が主流のイメージ。基本的にサイド2を取られてからこちらが攻撃する形になるのでそのあとサイドレースを勝てるようにプランを立てる必要がある。
→メロエッタやミュウVをカビゴンで、VMAXをドラピオン、ゲノセクトをルギアVstarで取るイメージ。1匹目のルギアは先に取られる前提として、2匹目のルギアVstarは最後まで相手に取られたくないのでVガードを早めにつけて裏に置いておいて最後に使いたい。

・パオジアン
新弾の期待の星、今後もいろいろなアタッカーが増えていきそう。現状、セグレイブを取られることが一番しんどい。パルキアと組むことでセグレイブが倒されても少し誤魔化しが聞く形が増えてきている。
→カビゴンでセグレイブを狙うことを意識する。またパルキアに対して強いアタッカーも準備する必要がある。

・ディンルー
ルチャブルとフーディンを絡めて1ターン目から特性ロックをしてくる。しかし打点が低くエネ効率が悪いためロックが外れると押し切られやすい。
→アッセンブルスターを打てるようにルギアVを複数体立てておきたい。2体ともダメカンが乗ってしまっても特性を使えるような工夫が必要。アーケオスの特性を2ターン分使えれば押し切って負けないイメージなのでそれを目指す。

・採用カード解説


以上の条件を満たせるように調整を重ね実際に使用したリストがこちらになります。
※有料部分にはデッキリスト、採用理由、各対面への戦い方(プランなど)が書かれています。シティリーグや箱争奪で使うデッキが決まってない方、白ルギアを使っているけどいまいちピンと来ていない方、使い方が簡単なデッキが好きな方などにオススメです。

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