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(半)脱ミニマリスト宣言。足らないを知る

学生の頃から、友達が家にくるたびに言われていたことがある。「Takumiの家、生活感がないね。」と。

このように言われていたのは、友達の家と「比較」して、私の家が片付けられていて、最低限のモノしかなかったからだと思う。私は長年ミニマリストだ。引越しでダンボール5個分といえば、いかにモノが少ないか想像できると思う。

しかし最近、私はミニマリストにも限界があることに気づき、新しく家具を購入した。なぜ家具を増やしたのか?今回はそれを記事にしていこうと思う。


ミニマリストになるまで

私がミニマリストになったのは大学2年生のころだ。それまでの私は特段ミニマリストというほどでもなかった。

初めての一人暮らしでは、モノを買い揃えたこともあって、ダンボールが20箱くらいあったと思う。ダンボールの多くは服と本だった。大きな家具や家電用品も計10点くらいあったので、それなりに家はモノで溢れていた。

そんな私がミニマリストになったきっかけは、使っていないモノが相当数あったからだった。大学2年生で住居を変えたので、その際にいらないものを全て売るか処分した。

基準にしたのは、週に1回そのモノに触れたかどうか。週に一度も触れていないということは、ほぼ使用していないことに等しいと判断したからだ。

小さいものとして、食器、掃除道具、必要以上のタオル類、服(もちろん季節は考慮した)、アクセサリー、バッグ、参考書、漫画、そしてポスターやカレンダーなどの部屋の装飾品などだ。それらを処分したら引越し用のダンボールが7つほどになった。(20⇨7と落差がすごい笑)

大きなモノとして、布団(一人暮らしなのに、親用にもう1セットあるやつ)、電子レンジ、ラグ、デスク、デスク用チェア、服が少なった結果不要になった収納ケースなどだ。

ミニマリストになってから

ミニマリストになってよかったことは、片付け癖がついたことだ。食器を放置しても、代わりの食器がない。洗濯を一度でも忘れると、着る服がない。そんな状況に陥らないために片付けるようになった。

一方でデメリットは、モノがないと冬を迎えたくなくなること。物件にもよるけれど、モノの多さで、部屋の温度はずいぶん変わる。特に感じるのは足の冷え。ラグを捨ててしまったがために、冬に家でゆっくりできるスペースが減った。

(半)脱ミニマリスト

学生時代は学校、前職では出勤があったので、冬に一日中家にいることが少なかった。さらにいうなら、前職では手当てのおかげで比較的何も考えず家で暖房を使っていたこともあって、冬に困った経験はなかった。

ただ今の職について、在宅勤務になってから、住環境の大切さに気づいた。そこで、昨年久々に家具を購入。買ったのはラグ2点。そしてラグの下にひくマットだ。これらがあるだけで家の暖かさは変わる。そして足の冷えがなくなるのがgood。

これまでは単純にモノが少ないことを良しとしてきたけれど、家で一日中生活することを考慮にいれると、最低限以上のモノはあったほうが良い。物理的・精神的な健康を害さないことにつながるからだ。

足るを知るのは大切だ。でも足らないを知ることも大切だ。これはミニマリストになったことで気づいた点だ。それでも、まだまだモノは少ない。だから(半)脱ミニマリスト宣言。

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