見出し画像

(手料理基礎)各国の調理法をハックしてみる

アメリカに住んでいたころは、「日本に帰ったら国内やアジアを旅行して回るぞ~」と意気込んでいたのもつかの間、あっという間にステイホームの世の中になってしまった。加えて育児も想定以上の忙しさで、気づけば仕事や子育てに追われて2年もの月日が経っていた。お父さんお母さん、匠実は34歳になりました。

まもなく2歳を迎える娘はとても規則正しい生活を送っており、保育園に行かない休日は2時間の昼寝。夜は21時に寝て7時に起きるという、理想の睡眠習慣。ようやく自分の時間らしい時間が取れ始めてきたので、リハビリも兼ねてnoteを書いている。

さて外出できない&まとまった時間も取れないという中で2年間、地味に継続していたことがある。料理だ。料理という沼は非常に良い沼だと思う。ハマればハマるほど美味しい思いができるのだから。

帰国後、フルタイムで再就職した妻と家事分担を話し合い料理担当に就任した直後、こんな本に出会った。思えばこれが沼のきっかけと思う。

写真が綺麗で、洋食をつくれるようになりたいからと京都岡崎の蔦屋書店で買ったこちらの料理本。なんと掲載しているフランス料理の9割の料理手順が同じなのだ。それが以下。

・油を敷き、みじんぎりした玉ねぎを塩と共に炒める
・2分炒めたら、白ワインを入れて1/3に減るまで炒める
・煮込みたい野菜とタンパク質を入れて煮る

これだけ。まじでこれだけ。なのにたいした調味料入れなくても、びっくりするほど味が決まる。これにトマトを入れればトマト煮に、生クリームを入れればクリーム煮になる。めちゃめちゃ簡単やん!と1か月ずっとフランスの煮込み料理を作り続けた時もあった。(妻ごめん・・。)

作るにつれ、この「白ワインと共に玉ねぎを炒めて味のベースを作る」という味の基礎になる部分ということは、和食で言う出汁と同じであり、全ての国の料理に、「ここだけ押さえれば美味しくできる」というお作法があるのでは?と言う思いが強くなり、沼にはまっていくことになる。

中華料理はこの本を参考に、葱油、辣油、蝦油の3種類の油を作った。油が違うと全然味が違う…!と感激した。豆板醤も甜面醤も紹興酒も売っているけど、おいしい油は保存がきかないから自分で作るしかない。油を作ってから中華料理をつくるのがどんどん楽しくなった。ただし巨大な鉄なべや中華包丁は収納するスペースが無く、今のマンションの限界を感じている。いつか巨大なキッチンで鉄なべを振るいたいものだ・・。

インド料理はカレーは勿論、タンドリーチキンや野菜を炒める時にもスパイスがあると手軽に色んな料理を作れることを知った。クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモン、クローブ、カイエンペッパーのような簡単なスパイスだけでいろんな料理が作れて、その奥の深さに感動した。

カレーはみんな大好き、カリ~番長こと水野さんの料理本が至高だった。

インド料理用に購入したスパイスは、ネオ中華系の料理にも役立つことを知った。そのあたりはh.b.さんのTwitterや、酒徒さんのnoteを参考にさせていただいております。。多謝。

アメリカ料理でいうと、ニューヨーク時代によく食べたKatz's Delicatessenのパストラミがどうしても食べたくなり我流で作ってみた。ピックリングスパイスというスパイスの詰めあわせがあると味が決まると知り、ブリスケットという牛の肩ばら肉と併せて、ネットで買ってみた。

お手本はこちら。

作ったのはこちら。(たっぷり1㎏...)
ただし燻製できないとパストラミは美味しくならないとわかり、こちらも機材がいつか揃ったら再挑戦してみたいと思っている。

画像2

画像1

などなど。色んな国の料理を作るのは楽しく、家族と楽しめる趣味としてもおすすめ。これからも毎日料理するの楽しみです。この国の料理も簡単だよ、というのがあればぜひ教えてください。

さてさて久しぶりにnote書いて楽しかった。また無理せず続けたいなあ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?