【表現評論】WhitePowder「LAMUNATION!」コアレビュー Part 9 陽菜ルート①
ついにRMCに切り込んでいく
いきなりラムネーションとは思えないような演出から始まる。初見プレイだと一応陽菜ルートはロックされているから、やはりここからがラムネーションの神髄なのだろう。神髄なんてあるのだろうか。
ここでようやくRMCがどのような組織なのかの輪郭が見えてくる。RMCのCEOであるマクスウェル(メルセデス)が魔法使いであることはすでにシナリオで言及されているが、どうやらこの世界では数少ない選ばれしものが魔法使いとして魔法を使う能力を有しているらしい。その魔法を誰でも使えるようにするシステム「rmOS」を世に広めるかを社内で検討しているとのこと。自分がもし魔法を使えたとして何をするのだろう。とりあえず収入を増やしたいです。
つづいてアイリス/レイラルートやらむねルートであった子犬イベントやディスコイベントが発生する。ノベルゲームというものは並行世界を何度も経験するようなものだから、同じことが繰り返されていてもプレイヤーは不思議に感じない。
月菜と陽菜のRMCメンバーとしての働き
セントアリアの観光客を狙うスリが目立っている。月菜と陽菜がアウトレットモールで買い物をしているとたまたまスリの現場に出くわす。月菜がスリを撃退したとき、スリの仲間らしき人物が立ち去るのが見えた。アイリスの協力を得て調べてみると、薬物や盗んだ現金、武器が保管されているアジトが発見された。月菜たちはアジトに乗り込み、死傷者を出すことなく犯罪者集団を捕まえた。なんでそんなことができるんだ。
仕事がひと段落した陽菜はチェリークラウンダイナーを訪れ、らむねとダーツ対決をする。対決中のやりとりでfig. 91のような決めゼリフ(?)を聞かせてくれる。
ダーツの最中に、先日の犯罪者集団の残党を名乗る連中が月菜を誘拐する。海岸で全裸状態で拘束される月菜。そこに陽菜が単身で突撃する。
テロリストの前でエナジードリンクを飲んだかと思えば突然宙に浮かび波動を放つ。RMCの関係者ならこんなことができるんですか?私にもその力をください。
テロリストの殲滅後、なんやかんやあってみなで海で遊んで月菜は宇宙に投げ出されるが、特に語ることはないため省略する。モールス信号を解読させられるとは思わなかった。ポケットモンスタールビー/サファイアで点字を読んだことが思い出される。
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