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扇子と取り扱い方法について

こちらでは、扇子の正しい取り扱い方や持ち方について、こと屋の扇子製造加工をお願いした伊場仙様の内容を引用させていただきながらご紹介します。

扇子について

扇子は平安時代に日本で考案され、当初は貴族のためのもので和歌の交換などコミュニケーションの道具として使用されていました。
江戸時代に入り涼をとる道具として庶民に広まり、現代に受け継がれ続けています。
こと屋の扇子は木綿の藍染め布と上質な竹で一本一本丁寧に手作業で作られております。
サイズは江戸扇子と同じ7.5寸(22.5cm)、骨は20本です。


正しい扇子の取り扱い方、持ち方


画像引用:株式会社伊場仙

取り扱い方
・扇子に左手を添えて、右手で開く
・両手で持ち、折山に沿ってゆっくりと開く
・片手で勢いよく開くのは厳禁
・閉じる時も、開くときと同じようにゆっくり閉じる

持ち方
・親指を一番太い親骨に添えて使用する
・扇子の中骨にあてると骨折れの原因となるので、注意する

正しい保管方法

・乾燥した環境を保つ
・高温、直射日光を避ける
・「セメ」と呼ばれる扇面を閉じておくアイテムを使う(こと屋ではゴム製)
・袋や保管ケースに入れる

詳細はこちらから↓



香りをつけたい方

扇子で仰ぐ際に香りを楽しみたい方は、保管の際に扇子用のお香を同梱することで香りをつけることができます。

ただ、もし普段から棒状のお香や印香などをお持ちの方や、お手紙用の文香をお持ちの方は、そちらを同梱いただければ、十分楽しむことができます。

香水での香り付けをご希望の方は、香水を空中に散布しゆっくり仰ぐようにして香り付けを行なってください。
扇子面に直接噴きかけますと、シミになる可能性がございます。


どうぞ、末長くご愛用いただけますと幸いです。

染織工芸こと屋の扇子はこちらから↓


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