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Studio No.9 が目指すミライ (情報をフルオープンした先の世界について)

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子37歳。ナンバーナインの小林です。

先日公開したnoteの反響が非常に大きく、WEBTOON制作の原稿料や印税額をフルオープンして本当に良かったと感じています。

現時点(2022年2月)で150名以上の作家さんからご連絡を頂き、ギルド型のスタジオ体制とはいえ、純粋な人数規模で言えば国内最大規模のWEBTOON制作スタジオになったと考えています。

Studio No.9_ロゴ

特に原作(プロット)やネーム制作の応募が多く、2022年の目標であったWEBTOON制作本数15〜16本を超える企画が現在進んでおり、最終的には20本程度の連載企画を進めることになりそうです。

ナンバーナインはご応募頂いたすべての方と面談させて頂きます。

直近では線画(キャラクターデザイン)、着色、アシスタント(背景制作)の工程メンバーがまだまだ足りておりません。連載企画がどんどん立ち上がっているので、即戦力・即採用・即デビューできます。

思い立ったが吉日、自分が一番得意な工程を選んで、ぜひ僕らと一緒にWEBTOONを制作しましょう!

Studio No.9に興味をもった作家さんはぜひ以下のGoogleフォームからご連絡ください。

リンク:https://forms.gle/KzQYZV3jwbdMnZGf9
担当:遠藤・福田・井田
件名:【Studio No.9】WEBTOON制作の応募について

※応募の際に希望する工程(制作パート)や連絡先、ポートフォリオのURLを記載して頂きます。


業界を変えるのではなく、広げていく。

さて、今回のnoteでは、なぜ僕がWEBTOON制作の原稿料や印税額をフルオープンし、今までの漫画業界では印税が支払われるケースが少なかった「ネーム制作」や「着色」「アシスタント(背景制作)」のメンバーにもしっかりと印税をお支払いすることにしたかの理由をお話したいと思います。

結論からいうと、WEBTOON制作を目指す人(プレイヤー)を増やすためです。

業界を盛り上げる為には、プレイヤーを増やす必要があると僕は考えています。ソーシャルゲーム黎明期のように機運が高まってきているWEBTOON業界において、新しい業界だからこそ原稿料や印税などの基準がなく、作家さんたちが暗中模索している所にひとつの道筋(ニュースタンダード)を示すことで、作家さんたちが安心してWEBTOON業界に足を踏み入れられるようにしたかったのです。

昨今、アニメ業界などで問題になっているアニメーターさんの薄給・過重労働は、漫画業界にとっても他人事ではありません。

プレイヤーを増やすためには、パブリッシャー(出版社)である僕たちがきちんと制作費を捻出し、WEBTOON制作に携わることで生活できるプレイヤーを生み出すことが大事です。その結果として、多くのヒット作品を作り出したいと考えています。

業界を盛り上げ、市場を創るためには、まずプレイヤーを増やす必要があります。そして、まだ未成熟な市場だからこそ、誰かが最初に業界に投資する必要があるのです。

誰がやるのか?  はい、僕らがやります!!

勿論、そのためにはとても沢山の費用が必要になります。ナンバーナインのビジョンに共感してくださり、多大な資金を提供してくれた INCLUSIVE 株式会社 さんには非常に感謝しております。

余談ですが、先日のnoteを公開して本当に良かったと感じているのは、ナンバーナインが依頼していない、普段接点のない作家さんから先日のnoteがきっかけで原稿料の見直しが行われ、原稿料が上がったとのご報告を頂いたことです。

僕たちが示したひとつの道筋(ニュースタンダード)を基準に、原稿料をアップしてくださったその制作スタジオさんの英断が業界を一歩先に進めたと思います。

これが僕らナンバーナインが、Studio No.9が目指しているミライです。

同じ熱量で仕事をすることが、真の意味でのチームワークであり、モノづくりの最良の方法。

Studio No.9 の最大の特徴は制作の全工程メンバーに印税をお支払いする点ですが、それ以外にもうひとつユニークな特徴があります。

それは僕らと一緒に制作する条件(Studio No.9に加入してもらう条件)として僕らが独自に制作した「WEBTOON必読リスト」の作品をすべて読んでもらうことです。

チームを作る上で一番大切なことは「共通認識」を設定することです。WEBTOONを制作するのにWEBTOONを読んでいないのは話になりません。

また、せっかくWEBTOONを読んでいたとしても、僕らと同じ方向性を見ていなければ、同じ目線(認識)で制作ができなくなってしまいます。せっかく努力しているのに、認識がズレてしまうのはすごく勿体ないです。

WEBTOONは原作、ネーム制作、線画、着色、アシスタントと多くの制作メンバーが参加するチーム制作だからこそ、編集者も含めてチームメンバー全員が同じ作品を読み、共通認識を作ることで制作におけるコミュニケーションをスムーズにしたいと考えています。

また、僕らはプレイヤーに投資します。

Studio No.9では、一緒に制作することが決まった作家さんにはWEBTOON勉強の為の研究費をお支払いさせて頂いております。

WEBTOON作品の多くは「待てばタダ」モデルの為、毎日1話ずつ読んでいれば、僕らが用意したWEBTOON必読リスト作品の大部分を無料で読むことが可能ですが、Studio No.9のチームメンバーには課金して作品を読む体験をして貰いたいのと、勉強する労力(WEBTOONを読む時間)にきちんと対価をお支払い致します。

※応募者すべての方に無条件で研究費をお支払いしている訳ではございません。ポートフォリオを確認させて頂いた上で、ギルド(Studio No.9)に所属して頂く方にお支払いさせて頂いております。

チームメンバー全員が同じ共通認識を持ち、制作工程に関わらずチームメンバー全員に印税をお支払いすることで、全員が作品の当事者になってもらいます。

いい作品を作れば、必ず売れる訳ではありません。エンタメはそんなに甘くないです。でも売れている作品はすべからくいい作品だと考えていますし、いい作品を作り続けていれば、いつか必ず成功すると信じています。

僕が敬愛する鴨川会長もこう言っていました。

努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!

『はじめの一歩』 鴨川会長の名言より引用

「ネーム制作」や「着色」「アシスタント(背景制作)」のメンバーも胸を張って、自分が携わった作品を自分の代表作だといえる仕組みを作りたかったんです。

チームメンバー全員が作品の当事者になり、高い熱量で制作してできた物がいい作品にならない訳がないと僕は思っています。

ナンバーナインはWEBTOON業界、そして才能ある作家さん達に投資することで、本気で日本一の制作スタジオを作りたいと考えています。

技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する。


僕らと一緒に業界のミライを創っていきませんか?

ナンバーナインは大絶賛採用活動中です!

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着実にフォロワーさんが増えてくれて嬉しいです。

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