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老盲犬くぅ-お風呂

「くぅ」は白内障で糖尿病の老犬です。
最近は筋力の衰えがみられ、心臓肥大で咳が出始めてます。
目が見えないために、予想のつかない接触を嫌がります。
家具の移動も、体の向きを変えられることも、迷惑なようです。

ですのでお風呂は、彼にとっては苦行のひとつです。洗い場は寒いし、足元は滑るし、震えて立って、シャワーにびくびくとしていました。

昨日風呂から上がって残り湯を流すときに、ふと、「くぅ」の入浴を今のこのタイミングに?と思いつきました。
そこで「くぅ」を抱いてそっと湯船に浸けてみました。おぉ温かいねという様子で、じっとしています。そっと湯をすくってかけると、なおさら気持ちがよさそうです。あとの湯は捨てるだけなので、湯船の中でそのままいい加減なシャンプーをして、終了としました。
・・・(うわぁこんなに静かなお風呂にできたのだなあ、今まで気の毒だったわ~~)と思いましたよ。

人のお風呂の後ですから、洗面所も浴室も暖かいまま、湯の温度も丁度よく、犬にはすべてが快適だったことでしょう。
残り湯を使いましたから、なにひとつ犬のための準備はいりませんでした。しまいの浴室洗浄はいつも通りのことです。抜け毛の少ない犬種だからできることなのかもしれませんが。これなら、いつでも入れられます。

犬に優しくお財布に優しいと、ほくそ笑んだ発見デス。

お湯だけならお風呂も大好き
目の見えていたころ

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