経営組織論と『経営の技法』#339
CHAPTER 12.4:組織変革を妨げるもの ④習慣
2つ目は、先にも述べましたが、習慣の問題です。組織における活動の多くは習慣的に行うものです。伝票の整理でも営業回りでも、さまざまな会議における意思決定でも組織生活をある程度過ごした人にとって、仕事の多くは基本的には習慣的な活動です。同じようなやり方や考え方で仕事は処理されていきます。全く新しい仕事でない限り、私たちは過去の仕事のやり方を踏襲しながらそれらの仕事をこなしていきます。
そのため、変革が起こっても、これまで