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企業法務insiders

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ビジネスの現場と法令との間で葛藤&奮闘する企業法務の「中の人」たちが書くnoteを集めたマガジン。「中の人」の定義は広めで。
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2020年6月の記事一覧

経営組織論と『経営の技法』#69

CHAPTER 3.3.1 Column:MUJIGRAM  この章で紹介したようなマニュアルや規則による管理はもう…

芦原一郎
3年前
12

経営組織論と『経営の技法』#68

CHAPTER 3.3.1:科学的管理法の 4つの原理  科学的管理法の1つ目の原理は、作業を科学的に発…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#67

CHAPTER 3.3:科学的管理法 ―― 良い方法を分析し共有する  もう1つの合理的な組織のモデル…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#66

CHAPTER 3.2:官僚制の逆機能  組織において制度や仕組みは、組織目標に直接的あるいは間接的…

芦原一郎
3年前
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労働判例を読む#167

「京王電鉄ほか1社事件」東京地裁H30.9.20判決(労判1215.66) (2020.6.26初掲載)  この…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#65

CHAPTER 3.1.3:官僚制組織のまとめ(「専門能力と年功に基づくキャリア形成」の最後の部分) …

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#64

CHAPTER 3.1.3:専門能力と年功に基づくキャリア形成  最後の2つの特徴は、専門能力と年功に基づくキャリア形成です。官僚制では、報酬はその専門能力と年功に基づいて固定給で払われることになります。これは、官僚制の特 徴として挙げた専門化された職務を行うためには専門能力の養成と職務の専従者としての能力の発揮が求められるからです。  そのために、官僚制では専門能力を十分に習得できる能力と組織内部での専門的訓練が特徴として挙げられます。公務員試験が行われるのは、決して採用す

労働判例を読む#13

「国・歳入徴収官神奈川労働局長(医療法人社団総生会)事件」東京地裁平29.1.31判決(労判117…

芦原一郎
3年前
7

経営組織論と『経営の技法』#63

CHAPTER 3.1.2:個性や人格の分離―規則による行動、非個人性、文書主義  権限のヒエラルキー…

芦原一郎
3年前
7

経営組織論と『経営の技法』#62

CHAPTER 3.1.1:官僚制組織の基本設計―専門化とヒエラルキー  官僚制の特徴としての専門化と…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#61

CHAPTER 3.1:官僚制組織 ―永続性を持つ精密な機械  第1節と第2節では2つの組織のあり方を…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#60

CHAPTER 3:組織を動かすメカニズム  時計を設計し、さまざまな部品をその設計図どおりにはめ…

芦原一郎
3年前
9

経営組織論と『経営の技法』#59

CHAPTER 2.3.3:事前と事後の調整の考え方  最後に、事前と事後の調整についてどのようにバラ…

芦原一郎
3年前
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労働判例を読む#165

「ジャパンビジネスラボ事件」東京高裁R1.11.28判決(労判1215.5) (2020.6.19初掲載)  この事案は、産休明けに有期契約者となり、更新拒絶された従業員Xが、無期契約者(正社員)の地位にある、などと主張した事案です。  1審は、Xが無期契約者の地位にあること等は否定しましたが、損害賠償請求を認めました。  2審は、1審を全て書き直し、Xの請求をごく一部だけ認容し、同時に、XのYに対する損害賠償請求を認めました。 1.ストーリーの重要性  1審の判決を見