経営組織論と『経営の技法』#3
CHAPTER 1.1.1:使われる学問としての組織論
組織論の1つの特徴は、使う学問・知識の体系であるということです。1990年代のアメリカで組織論を体系化したチェスター・バーナードが、本質的には、「組織とは活動のための道具」と説いているように、組織が何かの目的を果たすために使われる道具だと考えられます。組織論が組織についてのいろいろな論であるならば、別の言い方をすれば、組織論の知識は道具として使える知識、もう少しいえば使うための知識であるといえるでしょう。
(中略:マヨ