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本日の一枚:Lee Konitz 『Three Guys』

20年前、ドラムの田村陽介くんとベースの織原良次くんとトリオを組んでいました。数年前も少しやっていましたが。音大を出たてで、しかしほとんど雰囲気だけでやっていた僕は(つまり中身が薄い)、二人から学んだことはとても多くそして刺激的でした。

サックスとベースとドラムというピアノレス・トリオという編成は、ソニーロリンズが50年代から始めたということが特に有名で、チャレンジングな編成かつコードにとらわれない自由さもあることから、60年代以降現在に至るまで多くのミュージシャンがその編成で録音を残しています。

20年前の話に戻ると、その当時よく聞いていたアルバムがこのリーコニッツのThree Guysというアルバム。ベースはスティーブスワロウ、ドラムはポールモチアン。昨日練習していて、「あ、リーコニッツのCome rain or come shineが聴きたい!」と久しぶりに棚から出しました。練習していると昔聴いたアルバムをふと思い出します。何故かというと、一つの理由は色んなアーティストの音色の真似をしたからだと思います。ですから特にロングトーンの練習をしている時に思い出します。真似をするということは、矛盾しているように聞こえますがパーソナリティを確立する上でとても重要だと思います。

アルバムにはジョビンのルイーザ、スティーブスワロウのEiderdownなど名曲揃い。いま聴くと当時聞こえなかったサウンドが体に入ってきます。

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激シブな御三方

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