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写真を読む日々#6

乱読の続き。また図書館に行こう。

横尾忠則「東京Y字路」 

街で見かけるY字路を集めた写真集。著者は、芸術家でY字路の絵を書いていたが興味が絵を飛び出して、現実の世界へ向かった。

東京の中心から郊外まで足を伸ばしY字路を撮影している。
Y字路はなぜ出来るのか、心理的にどう感じるのか、といったことを前書きで解説していて読み応えがある。

瞬間的一瞬を捉えるのではなく、日常的瞬間としてY字路を捉えており、記録集のような、哲学書のような、不思議な写真集だと感じた。

中筋純「流転 緑の廃墟」

チェルノブイリなどの廃墟に芽生える草木の緑を捉えた写真集。
廃墟といえば陰湿な感じがするが、青々と生きる、侵食していく自然の力を感じる写真ばかりだった。草木の緑と廃墟外から差し込む緑がとても綺麗だった。
例えば、チェルノブイリのように放射線にまみれた地域では人間なんかまだ住めない。本書の写真から人間なんかちっぽけで、自然の生命力を感じた。

森山大道「光と影」

「良き!」と思うけど、その理由を言葉にできない。難しい。




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