ベネズエラ回想記 #0 /経済・政治・現状を知るのにおすすめの本
人生で初めてクーデターを身近に経験した幼少期。
2000年頃、4歳の私は、南米のベネズエラ・ボリバル共和国の首都カラカスで生活していました。父親の仕事の都合でした。
ベネズエラといえば、カカオ、石油といったイメージでしょうか。かつては、南米の優等生とも言われていましたが今は動乱の国です。
幼稚園はベネズエラの国際幼稚園、小学校はカラカス日本人学校で学びました。いつのまにかカラカス日本人学校は休校になっていますね...。
当時の記憶は断片的ですが、チャベス政権のときに起こったクーデターはいまだに忘れません。その様子を取り上げたニュースの銃撃シーンを鮮烈に憶えています。
当時は何が起こっているのかなんて理解せぬまま、このクーデターのあと一時帰国の途につく。結局、クーデターが落ち着いたあとも7歳までベネズエラで過ごしました。
ベネズエラから帰国して約20年、ベネズエラのことをよく知らないまま過ごしてきました。というのも、日本ではベネズエラについて取り上げられることが少ないからです。
ですが、2020、2021年とベネズエラの経済と政治について考察された本「ベネズエラ-溶解する民主主義、破綻する経済」、現地を訪れたルポルタージュ本「混迷の国ベネズエラ潜入記」が立て続けに発刊されていました。なので、最近、食い入るように読みました。
前者ではチャベス、マドゥロ政権の思想、出来事、現状をおさえてあります。近年のベネズエラの惨状がどうして起こったのかを理解することができます。
後者ではより生活者視点でベネズエラについて知ることできます。
ニュース以外で日本語でベネズエラについて知るには、その2冊が良さそうです。
幼少期をすごしたベネズエラについて、思い出したことを書いていこうかなと思っています。うまく文章にまとまらないかもしれないけれど。
今回は最近読んだ本の紹介でした。
サポート!サポート! わっしょい!わっしょい!