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【ちっちゃいノート】 "三枝蒼らしく"

はじめまして。
三枝蒼です。
初めに自分の自己紹介を簡単にしたいと思います。

名前: 三枝蒼(さいぐさそう)
生年月日:1999/10/15
趣味:ゴルフ、映画鑑賞
経歴:八田サッカースポーツ少年団(山梨県)→ヴァンフォーレ甲府U-15→松本山雅FCU-18→拓殖大学サッカー部


まずコロナウイルスで様々な事が制限されるなか
家族はじめ自分に関わる全ての人に感謝申し上げます。

そしてnoteを始めようと声をかけてくれた龍磨、繋いでくれたをくれた康平ありがとう。
康平が紹介してくれた文とは違いたまには真面目に書きます。
プライベートはあんな感じなんですけどね。
※あくまでもキャラです。



先に言いますが前の3人より明らかに長いです。
内々でノートを始め話が出た時には書き始めました。
同じ様な状況に置かれているGKの為に少しでも参考になればと思います。
頑張って書いたので最後までお付き合い頂けると幸いです。



"三枝蒼らしく"
noteのタイトルはこれにした。
これは今シーズンの個人目標でもある。
「自分らしく」よりも更に自分にスポットを当てられる気がして敢えて自分の名前をいれた。

"らしさ"は周囲からのそのものに対するふさわしいイメージ。
多くの物を吸収する事で良い方向に"らしさ"は何にだって変える事ができる。

「らしくないね」
自分の1.2年生の頃を見ている人がいたら
今の自分に対してはこの言葉をかけてくれる。
確かに1.2年の頃はやる気がなかった。
グランド到着は練習開始の5分前だし、無断で休むし今では考えられらない事を平気でしていた。

もしこのノートを最後まで読んで、あいつらしくないなと思う先輩や友人がいるなら私は変化したと言う事だと思う。

3年生のトップチームに定着した時からやっと意欲的に取り組んだ。

そんな人間がサッカーとの向き合い方の変化について話そうと思う。





まず取捨選択の場面で"やってみる"と言う表現はあまり好きじゃない。
"やるかやらないか"その2択の考えの方が好きだ。


やりたい事をやる。
やりたくない事はやらない。
極端な話これだ。

やりたくない事がやりたい事に必要ならやる。
好きな事の為なら頑張れる。

私の根底だ。
だから今もサッカーを続けている。




選んだ道で何が出来るか。

理想通りに物事が全て上手くいく事は人生であまりない。
必ずと言って良いほど困難に直面する。
だがその時に状況を打開する術を早く見つけ、逃げずに立ち向かう事が重要。



多少強引でも、しんどくても描く理想に近づける。





4年生になり始動日前にチーム編成のメールが届いた。
あると思っていたトップチームに自分の名前はなかった。
今年こそはやってやろうと思っていた矢先だった。
正直トップチームじゃない事が不満だったしもう終わった思った。



だがチームの事情もあり始動3日目からトップチームに戻ることができた。
再びトップチームでいつもの仲間とサッカー出来る事を楽しみにしていた。


でも合流しても1週間経ってもチームに居場所を見つけられなかった。


危機感を覚えた。何よりサッカーしてて楽しくない。

原因は
"俺ら4年が引っ張る"


この言葉の意味を理解していなかった。
理解した気になってた事が問題だった。

自分が楽しいだけのサッカーはもう通用しない。
今までと同じ取り組み方で良い訳がなかった。



そう考えると周囲から自分に当てられる視線の変化が痛い程分かった。



だからチームから何を求められているのかを具体的に考えた。



考えた結果求められているのはチームが描く最年長GK像に自分もなる事だった。
確かに自分が見てきた先輩GK方は皆素晴らしい。
だからお手本は近くにいた。見てきた。
コーチにも「最年長のキーパーとしてチーム全体に良い影響を与える存在になって欲しい」あるコーチには「お前が拓大を照らす太陽になれ」と言われた事もある笑


まず先輩の真似をしようとした。
でも性格上人と同じ事をするのは好きではない。
俺は俺で良い。
そう考えていた。

だから自分の考えにプラスして真似を加える程度で間に合うと思っていた。

しかしそれでは追いつかないくらいチームが求める像と自分の現在地にはギャップがあった。

この現実に対し、ラストシーズンに向けモチベーションが高かった分受け入れるのに時間が必要だったし、変わる事が嫌だった。怖かった。

でも割り切るしかない。
チームのためにやらなければと言う使命感がある日突然襲ってきた。



拓大は選手主体の色が強い。

まずは自分がプレーする。
最年長GKとしてまずGKチームをまとめる。
多くの人とコミニケーションをとる。
マネージャーを助ける。

やる事がこのくらい浮かんだ。


まずはこれを実践した。



気を配る点は多い。
自分よりもまずチームのために動いた。
こんな経験は人生で初めてだ。


今はもっと増えた。




正直この役割りをこなしながら試合に出る事が出来たら最高なのだろう。

偉そうな事を言っているが自分は関東リーグに出場した事はない。
2年間トップチームにいながらベンチに入った事すらない。
練習試合ですら45分出れたら良い方。
この結果には当たり前だが満足してない。



でも4年生である自分が試合に出られないからといって声を出すのをやめたら、不貞腐れたらチームの雰囲気が悪くなるしチームに迷惑がかかる。そのくらいのポジションにいる事を自覚した。
だから意地でも明るく何もない様に振る舞った。



正直苦しい。
自分の感情がコントロール出来なくて、サッカーから離れようかと思った事なんて何度もある。



調子が良くて今週は行けると思った時も、他のキーパーが怪我した時も試合に絡めない原因はいつだって単純明快。

実力がない→認められてない→やるしかない。

悩んで愚痴を吐いたって結論はこれしか出なかった。
だからプレー面についてはやり続けた。





学生スポーツではなかなか経験できない良い経験をした。

こんなのは表面上の話で綺麗事。
5%くらいしか思ってない建前。
そんな冷静になれない。
残りのは95%は試合に出れない悔しさと、常に寄り添ってくれた家族、頑張れよと声をかけてくれた方々への申し訳なさと、多くの葛藤。
選手として入団した以上関東リーグのピッチに立ちたい。
自分のために9歳で始めたサッカーが22歳の今組織のためが優先するサッカーに変化している。


当事者の自分には分からない事が多い。


後悔を述べるのは男らしくないが心底悔しい。
まぁしょうがない。こんな時もある。



だがチームの事は愛しているし、週末ゲームで勝利し喜びを分かち合う瞬間は最高だ。
生意気だけど可愛い後輩と最高の同期を持ちこの仲間で厳しいシーズンを戦えている事は間違えなく私の財産。
これは紛れもなく100%の本音。
残り少なくなってしまった時間でも全力で私は最後までやり切る。

むしろギアを上げる。

4年の意地を見せる。

拓大サッカー部の後輩の為に何か残したい。

その一心だ。

まだ今のチームは何も手にしていない。

だが必ず手にする。

その為に自分の持てる力を全てを捧げよう。


何も終わっていない。





拓殖大学サッカー部と大学生活で学んだことは、相手の要求は何なのかを判断し、多くの意見を取り入れオリジナルを作り表現する。
それがいつの間に"らしさ"になる。
人格が形成されていく。
変化を恐れない。
心の持ち用次第でなんとでもなる。

このような事を学んだ。







三枝蒼の人生はまだまだこれから。
困難に立ち向かう程、考え、悩み、踏ん張り、表現する。
乗り越えられないような困難だって今まで培った武器で必ず乗り越えてみせる。
絶対できる。
どこまで成長出来るのか。
自分が自分に一番期待している。




あくまでも




"三枝蒼らしく"



           完





次のnoteは有賀滉を指名します。
彼とはチームの最上学年として一緒にプレーした経験もあるし、サッカーの話はもちろん、流行りのスニーカーの話、上手い飯の話など色々話します。
助っ人外国人という言葉がよく似合う体格をしている漢は何を語るのか。乞うご期待です。


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