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図書館という存在が好きだ

 noteを開いたら「今日のあなたに」にこんな記事が出てきた。

そう、図書館ってとてもいいんだ。お金周りのいろいろを気にする必要がなければ私は司書を目指していたと思う。それぐらい図書館が好きだ。他の記事を書くのに疲れたから、休憩がてらこの記事を書くことにした。

 あえて「図書館『という存在』が好きだ」というタイトルにしたのには理由がある。場所としての図書館だけでなく、象徴としての図書館も素晴らしいから、そこを強調したかったんだ。

象徴としての図書館

 「図書館の自由に関する宣言」というものがある。日本図書館協会によるもので、うちの大学の図書館にも貼ってあった。

図書館の自由に関する宣言

 図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。

 この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。

 第1 図書館は資料収集の自由を有する
 第2 図書館は資料提供の自由を有する
 第3 図書館は利用者の秘密を守る
 第4 図書館はすべての検閲に反対する

 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

 図書館はこの世を取り巻く利害関係を離れ、自由の象徴として存在している。自由の砦として、物理的な形を保持している。
 図書館には幾万もの人たちによって記録された人類の記憶が収められている。偉大な思想から他愛もないエッセイまで、彼らはそこに生きていて、死してもなお語ることができる。言葉を通して、私たちは彼らの命を継いでいくことができる。
 図書館には幾万もの人たちによって記録された人類の英知が収められている。英知は武器になる。だとすれば、ここは武器庫。最も開かれた武器庫。誰でもその武器を手に取って、豊かさを求めて闘うことができる。もちろん悪用することもできる。

 図書館とは、聖域であり、霊廟であり、武器庫である。生も死も、高尚も低俗も、真も偽も、善も悪も、すべてを抱いて存在することが許された自由の空間、そうあるべく規定された空間、それが図書館だと思うんだ。

場所としての図書館

 図書館は場所としてもいいところだ。広くて、静かで、綺麗で、ときに少し古風で、図書館らしい匂いがしたりもする。そのあたりは誰もが知っているとおりだろうから、ここには怪しい場所の写真だけ載せて終わろうと思う。

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