しあわせって
新年が始まってみんな「今年は幸せな年にしたい」「良いことがありますように」って願ったり、目標を新たにしたりとみんなそれぞれのルーティンをこなしていると思うのだけれども、しあわせって何だろう?
「しあわせ」は「幸せ」と言う字だけではなく、「仕合せ」っていう字がある。「仕合せ」とは簡単に言うと巡り合わせと言う意味で、それは良いことも悪いことも含めた言葉。いつの間にか「しあわせ」は「幸せ」と言う良いことの意味でしかとられなくなってしまったけれども、そもそも人生には良い時もあれば悪い時もある。
そして、それこそが「しあわせ=仕合せ」なんだと。そう考えると去年も想像していなかったような色々な巡り合わせがあって、しあわせな1年だったのではないだろうかと思えるのだ。
ただ去年も色々あったけれども、「一番しあわせな出来事ってなんだろう?」逆に「一番不幸せな出来事ってなんだったろう?」と思っても意外とすぐには出てこないものだ。皆さんはすんなり出てきましたか?
僕はずっと前から会ってみたいと思っていた人に出逢えたり、去年は家庭菜園でいろんな種類のハーブをたくさん育ててみたり、味噌作りのために畑を耕して大豆を育ててみたり・・・(畑のことばっかり?笑)、仕事でも色々なことがあったけれども、思い出せるものってそれほど多くなくて、確かにその時はもう最高に「しあわせ」と感じていたはずのことも、こうやって振り返ってみると楽しかった過去の思い出になっている。
逆にあんなに「不幸だ」と思っていたことも、ほとんど思い出せないでいる自分がいる。
人のしあわせというのはもしかしたら、そのしあわせというもの自体も巡り合わせなのかもしれない。その時、その時に「しあわせ」を感じるものであって、貯金箱のようなものに貯めておいたりできるようなものではなく、海や湖に流れこむ水のようにどこかに溶けて一緒になってしまうような・・・。
僕が今日しあわせだと感じたことが、海や雨に溶け込んでしまって、それが薄く薄く広まって、もしかしたら、それに触れた人が本当にちょびっとでもしあわせを感じてくれることがあるかもしれないと思うと、自分の今日のしあわせが、例え明日忘れさられてしまうものになってしまったとして、それはそれで巡り合わせということでそれもまた仕合せなのではないかと思うのである。
A world where everyone can live with peace of mind🌟