『どうしたら人間界で生きられるのか』
『どうしたら人間界で生きられるのか』そんな本のタイトルを見ると、あなたはいったいどこからやってきたの? と聞きたくなるけど、でも、同じような悩みを抱えている人もたくさんいるのではないだろうか。
いまの世の中は人間界というよりも、人間がつくってしまった暴走するシステムの中で生きていかなければならない社会、みたいな感じがする。僕の独断と偏見だけど。
でも、どんな世界だろうとも、僕たちが人間であるならば、いや、人間でなかったとしても(たとえば、地球に住む宇宙人でもw)、地球にいる限りは人間界との接点を切り離すことはできない。地球のどこへ行っても人間がいるのだから。こんなにもいろいろなところにいる生き物は珍しい。
人間界で生きているつもりの僕にも、「どうしたら人間界で幸せに生きられるのか」というのは、即答することはできない。それくらい人間界は複雑で、そして、幸せになるということもまた、それは時としてその人の今回の人生を生きる目的なのかもしれないから。
最初から幸せを識っているなら、人間界にわざわざ生まれてくる必要はないのかもしれない。小さな頃は何も気にせずに自由に幸せに生きてこれたのに、だんだんと「幸せってなんだっけ?」と忘れていってしまう。
そして、最後には思い出す人も多いけど、思い出せずに人生を終える人もいる。どうしてそうなるのかわからないけれども、どうも人間界というのはそういうものらしい(と勝手に思っている)。
それでも、僕たちはこの世界で生きようとする。(何のために?)
それでも、毎朝目を覚ます。(どうして?)
からだやこころ、たましいは、自分の意志とは関係なく、生きようとする。生きたいと言う。
自分で自分の人生をコントロールできるはずなのに、生きたいという流れに抗うことは難しい。だから、どんなに人間界が生きづらくても、生きなくてはならない。生きようとしてしまう。
だったら、少しでも楽しい人生にしたい。楽しい世界にしたい。そう思ってもいいんじゃないだろうか。
作者は作品の中で「それでもまだなにか道が残っている気がする」と書いている。
きっと多くの人が、その道を模索しながら、歩き続けているのだと思う。
なかなかその道を見つけるのは難しい。その道は自分だけの道だから。もしかしたら、だれも通っていなくて、道にすら見えない道かもしれないのだから。
それでも、その道を見つけたい。そこにある花を見たい。そこから見える景色が見たい。
それもまた、きっと生きる力になって、今日もまた自分を生かし続ける力になっているのではないだろうか。
『どうしたら人間界で生きられるのか』
https://note.com/keiwtyinds/n/n06fcd3ed7c4c
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