Twitterでよく見かけるネットビジネスって結局なんなの? その1
Twitterをやっていると見知らぬ人からフォローされることがしばしばある。それ自体は嬉しいのだが、フォローを返した直後DMが来る。
これである。
皆さんの所にも一度はメッセージが来たことがあろうネットビジネスだ。
他にも勧誘文の定型文はいくつもあるようで、
「1日10分で○○円稼げるビジネスに興味ありませんか?」
「20代で月収○○万円になれる方法を教えちゃいます!」
など様々だ。
メッセージを送ってくるわりにこちらが返信してもその後無視されたりと、何がしたいのかよく分からない。
今回はTwitterでよく見るネットビジネスとは一体なんなのか考察してみたい。
ネットビジネスの特徴
ネットビジネスと一口に言ってもネットを使ったビジネスだったら全てネットビジネスなわけで、その中の大半は真っ当な仕事なりサービスだ。
今回取り扱う"ネットビジネス”の特徴を以下のように挙げて定義してみたい。
①Twitter等のSNSで情報発信、勧誘を行なっている
主にTwitter、あとはInstagramでも見かける。
画像付きの投稿で
「受講者からこんなに稼げたとメッセージが来ました!」
「今日は〇〇(高級ホテル)でお泊まり❤️」
「今月の利益で〇〇(高級ブランド)のバッグ買っちゃった!」
そして大抵は、
#ネットビジネス #理想の生活 #自分らしく稼ぐ
こんなハッシュタグが付いている。
②主に若者をターゲットにしている
勧誘に使われる写真としては
高級ホテル、高級レストラン、高級ブランド、外車、海外旅行の様子
リムジン、シャンパンタワー、みんなでパーティー …etc
物質的な充足感に満ちた、派手好きな若者がいかにも好みそうな題材だ。
また手っ取り早くお金を使う成金趣味な匂いもする。
③若者でも簡単に稼げるというキャッチコピー
プロフィール欄には
「1日○分で○○円稼げる!」「20代で年収7桁達成!」
などなど。若者(20代〜30代前半)が本業をしながら、あるいは在宅でも稼げるというキャッチコピーを掲げている。
④具体的な方法はよく分からない
「詳細はDM/LINEにて!」などのように具体的なビジネスの内容、手法が公開されていない。多くの場合はビジネスの手法についてを情報として購入する。
ざっと感じだろう。よって今回取り上げるネットビジネスの定義としては、
『主に20代など若者をターゲットとしてTwitter等SNSを利用して勧誘を行うがその詳細が公開されていない謎のビジネス』
とでもしておこう。今後は上記の意味でネットビジネスという文言を用いることにする。
では次節からはいよいよネットビジネスとは何かについて考察していきたい。
ネットビジネスとは何をして稼ぐのか?
私がネットビジネスについて最初に思った疑問がこれだ。
簡単に稼げるとは言うが、結局どうやって稼ぐのかがパッと見ただけでは分からない。また、投資やアフィリエイトなど簡単にジャンルは書いてあっても具体的にどのようにして稼ぐのかが分からなかったりする。
大前提としてネットビジネスとは情報商材ビジネスだと考えらえる。
つまりは『若者が1日○分で〇〇円稼げる!』ための情報を売って儲けるというのがネットビジネスの本質だ。
手順としては
1)作り手が、あるビジネスで儲けるための手法を作る。
2)作り手が、作成した手法を情報商材としてTwitter等を通じて販売する
※恐らく情報商材は以下の2本立て?
あるビジネスで儲かる手法+その手法を情報商材として儲ける手法
3)商材を買った購入者が、新たな作り手として情報商材を販売する
と、こんな感じだろうか。
つまり、情報商材を売るというビジネスと情報商材の中身のビジネスの2本立てになっているということだ。
ではここからは情報商材の中身となるビジネスの例を紹介してみたい。
①アフィリエイト
典型的なネットを使ったビジネスだ。ブログ等で商品を紹介し、その紹介の購入リンクを貼っておく。閲覧者が商品を購入したらブロガーに代金の何%かがマージンとして入ってくる。
②投資
ネットビジネスとしては一番よく見かけるかもしれない。投資という括りも本当は大雑把で、株式やFX、バイナリーオプションなどがあるので簡単に解説しておく。
(1)株式:わかると思うので特に解説しない
(2)FX:これも分かると思うが、特徴としてレバレッジがかけられるので自分の持ち金以上の金額を動かせる。
(3)バイナリーオプション:詳しくは別の機会に書きたいが、簡単に言えばFXの一種で相場が一定時間後に上昇するか下落するかを当てるゲーム的なもの。
この他にもネットビジネスに用いられるものがあるのかもしれないが、私が確認した限りではこんなものだろうと思われる。
③転売、せどり
最近のネットビジネスに増えてきた気がする。メルペイでの売り上げ画面が貼られていることが多い。
稼ぎ方は単純で安く仕入れて高く売って差額が利益になるというだけ。
④Youtuber?
正直これがネットビジネスの商材に入っているのかは分からないが、最近のニュースに合わせて話題になる底辺Youtuberたちの存在を考えるとありえるかもなと思ったり。
とりあえずざっと並べるとこんなものか。
例えばアフィリエイトなら、アフィリエイトで儲ける秘訣と、その秘訣を売ることで儲ける手法をセットで販売しているという感じだ。
アフィリエイトで月50万稼ぎながらアフィリエイトで稼ぐコツを販売して月50万円稼ぐ。これで月収100万円!みたいなノリだ。
調べてて思ったのだが、意外とビジネスの種類が豊富だ。
また、時代の流れに合わせてビジネスの種類が増えていっているようにも思える。今私が追いきれてないだけで他にもビジネスの種類があるのかもしれない。
長くなってしまったので、ここからの内容は次の記事に書きたいと思う。
予告としては、
・ネットビジネスは問題なのか?
・ネットビジネスが生まれる背景とは?
・結局うまくいくのか?
・ネットビジネスから学ぶこと
こんな内容で書こうかなと思っている。興味があれば読んでいただければ幸いだ。
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