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わからない人生

小さい頃は泣き虫だった。いつも姉の友達と遊び、痛いことが嫌いで何かあるとすぐに母親に泣きついた。
柔道が漠然とかっこいいイメージがあって小学生で柔道を始めた。好きで始めたけど、練習痛いし、先生怖いし、嫌で嫌で仕方なかった。それでもめげずに続けてたら、地元の道場のキャプテンになって、中学生で部長になっていた。県大会でも優勝できるようになっていた。
気づいたら、泣き虫ではなくなっていた。

小学校の時にドラマのプライドを見て、木村拓哉に憧れた。木村拓哉みたいになりたい!って親に言ったら、それは難しいよと言われた。それなら木村拓哉がいる側に行きたいと思って、テレビ番組を作る人を志した。思いは変わらず大学卒業を迎えて、テレビの制作会社に入社した。仕事は大変だけど、小さい頃から思い描いていた夢が実現したことが嬉しくて、ひたすら働いた。そしたらすぐにディレクターになった。

ディレクターになったら、目標が達成してしまって心にぽっかり穴が空いた。この場所から違うところに行くタイミングなんだなって、心が感じていた。転職とか探していたけど、心からやりたいと思える仕事がない中である本と出会った。「裸でも生きる」。これを読んでカンボジアに行こうと決めた。カンボジアで起業して、この国で何か貢献したいと思った。そして今の自分がいる。

人生は何が起きるかわからない。
これから先もどんな人生になるのか想像ができない。
それでも、この人生をここまで歩けてきてよかった。この選択をしてきてよかったと思う。不思議なことに後悔はない。

「心思うままに体を動かす」

自分の気持ちに正直に、思いを形に行動する。人間一人ひとりのストーリーがあって、それぞれにドラマがある。そのドラマは誰のものでもない自分のもの。そのドラマを作るためには自分の気持ちに真摯に向き合い、心の対話を続けていく。

2024年に、僕はまた新しい挑戦を始める。外部から見たら大したことないのかもしれない。それでも僕のドラマの中では、大きな大きな、とてつもない勇気がいる挑戦だ。だからこそ、思うままに感じるままに、今という時を大切に進んでいく。一歩ずつ。

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