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遂にきた復活の刻。

11月の入院から始まり、半年近くの時が経とうとしている。

何度も何度も弱音を吐いた。我慢の限界を何度も何度も感じた。

身体は動くのに、コンディションは良いのに、復帰できない。そんな自分がもどかしかった。

でもそんな地獄のような日々が、ようやく、終わりを迎える。

サードオピニオンを経て念願の競技復帰。

感謝

この2文字では到底表すことのできないような多方面でのサポートを沢山の方から頂いた。

まずは両親。

11月、接触で救急搬送されたという連絡からすぐに千葉から兵庫県内の病院に駆けつけてくれた。

このままサッカーを続けることはとても危険であるという事を理解した上で私のサッカーを続けたいという想いを尊重してくれた。そして背中を押してくれた。誰よりも欠かせない存在であり、大切な存在。幼少期からサッカーへの送り迎えや、食事、ビデオ撮影、自主練、サッカー用具の購入など私のサッカーに尽くしてくれた。

今でも私の夢を一緒になって追いかけてくれる。私の1番のサポーター。そんな両親の心を動かすプレーをこれから沢山みせていきたい。どんな形なら恩返しできるか、考えた時にそれがプロサッカー選手になることなのか。もちろんプロになるに越したことはないし、もちろん目指すものであるけれど、ここまで理解して応援してくれるサッカーを全力でプレーすることが最大の恩返しだと私は思う。

次にサッカー部員の皆さん。

怪我をしてからサッカーが長い期間できずに精神的に参ってしまった時にはマネージャーやトレーナー(学生スタッフ)、同期、先輩が常に近くで寄り添ってくれていた。話を聞いてくれたり、言葉をくれた。間違いなくこのサポートがなかったらリハビリ期間にあんなに前向きにメニューに取り組むことはできていなかった。何よりもまずは仲間がどれだけ大切な存在か、この身で感じることができた。 

私が出場が叶わなかったIリーグの全国大会。仲間たちが戦う勇姿を見て感動したし、全国の舞台で活躍したいと強く思った。今度は私が誰かに勇気を、希望を、感動を与える番。

待っているぞ。頼むぞ。

復帰を待ってくれた。状態を気にかけてくれた。そんな仲間たちに自分らしいプレーを見せられるように。

体大の公式戦には部員のほとんどが応援に駆けつける。去年はトップの公式戦をスタンドからみて声を出して応援することしかできなかった。
でも今年はプレーをする立場へと進化しなくてはいけない。あの応援を背に自分らしいプレーをしたら負ける気なんかしない。

あいついいな。応援したいな。

そう思ってもらえるような選手を目指す。
みんなの目に、心に留まるような選手。
プレーで人の心を動かせるようになっていきたい。

そして監督はじめスタッフ陣。

サッカーの面はもちろん、日常生活や学生生活までサポートしていただいた。
どんな時も見ている。そう信じて私はボールを蹴り続けたし、走り続けた。何かできることはないかと、探して探してやり続けた。復帰後のリーグ戦、今後の公式戦に使ってもらうために。もちろんこれをやったからと言って出られるような甘い世界じゃないのは十分承知してる。でもやらなきゃ始まらない。先につながると信じてやり続けた私がどんな評価をされているのかはわからないが、きっと見ていてくれたはず。今シーズン中に監督、コーチの心を掴んでこいつならやってくれる、こいつになら任せられる。チームを任せられるような、そんな選手になる。


チームには今年のスローガンというものがあるが、個人的にもスローガンを作ってみた。

「与える」

2024シーズン、「与える」をスローガンに個人的にしたいと思う。これはチームのスローガンにも共通する部分があると思っている。

ベタではあるがピッチ内外で感動を、希望を、勇気を与えられる選手へとなっていきたいという目標からこのスローガンに至った。

on the pitch・・・熱く闘う気持ちの面、自分のプレーを見せる。
off the pitch・・・サッカー外の振る舞い、挨拶、ゴミ拾い、環境作り、当たり前のことを徹底する。

大きな怪我をした、現在のこの状況で今まで以上のプレーをしてそれをみんなにみせることできっと他の誰よりも感動や勇気を与えることができると思うし、俺も頑張ろうと思ってくれる人がいると信じている。

今の自分にしかできないこと。今の自分だからこそ伝わることが必ずあるはず。

一緒になって戦ってくれた仲間がいた。傍に寄り添ってくれた、大好きなサッカーを続けることを尊重してくれた、信じてくれた最高の仲間達が。

もう一度ピッチで闘う姿を見てもらいたい。何よりも大好きなサッカーでお世話になった方々に恩返しがしたい。

どれだけありがとうと感謝を伝えても足りやしないけど、1番はこれからサッカーで伝えれるものがあると思うから、復帰してゆっくり皆さんに伝えていこうと思う。

これまでの自分の思いを体現したプレーを日々繰り返し、大舞台で活躍できる選手へ。

「現状維持は衰退を意味する。」

今まで通りのプレーじゃ通用しない。もう既にステージは変わってる。あとは自分が変わるのみ。

サッカーは勝負の世界だから、これから全ての事がうまくいくとも当然思ってない。試練の連続なんだろう。

でもきっと乗り越えられる。常に挑戦し続けて自分と己と戦うんだ。

再出発。

首を長く長くして待っていた、待ち焦がれた

俺の2024シーズン開幕。

真っ向勝負!!!!

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