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ココロの羽

先日、1人で1週間ほどドライブ旅をしていました。

その中で気づいたこと、感じたことをまとめておこうと思います。

「気づいたことシリーズ」は長々と書いているため、そんなものはすっ飛ばして「旅の途中に撮った写真たち」だけ見てもらっても嬉しいです。

スケジュール

今回は自家用車(軽自動車)を使って、行きはほとんど下道でひたすら走り回っていました。

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何キロの道のりかは確認するのを忘れてしまったのですが、Google マップでざっくりと確認する2,500kmほど…って、そんなに走ってたの…?

目を疑いましたが、期間中ガソリンを計110リットル給油していたので、確かに妥当なラインです。

1週間の旅程はこんな感じです。
各地で撮った写真は記事の最後にまとめています。

Day 1
京都を出発
福井県(越前市、東尋坊)
石川県(あやとり橋)

Day 2
石川県(禄剛崎灯台、見附島、和倉温泉)
富山県(黒部峡谷トロッコ列車)

Day 3
新潟県(星峠の棚田、清津峡)
長野県(上高地、松本城)

Day 4
長野県(軽井沢、佐久市)
群馬県(万座温泉)

Day 5
群馬県(みなかみ村、四万温泉、吹割の滝)
栃木県(日光市)

Day 6
栃木県(宇都宮市)
埼玉県(川越市、秩父市)

Day 7
埼玉県(長瀞)
山梨県(道志の森キャンプ場)
京都に到着

旅のコンセプト

「事前に予定を立てず、自分の心の声にしたがって、気になったところに行く」

道路標識や看板を見て「おもしろそう」と思ったところにフラフラ行くという感じですね。
つまり、迷子です。
自ら進んで迷子になるという「積極的迷子」です。

今回は「地方を中心に自分の言ったことのない都道府県を訪れてみよう」というのもありました。
まだ新型コロナ感染の脅威もある中で、都市部ばかり訪れるのはどうかと思い、地方を巡ることにしました。
そうは言いながら、個人的に地方観光の方が好きだという理由の方が大きいです。

また、仕事を休んで行かせてもらっているということもあり、少しは仕事に役立てたいという意図もありました。
今、仕事で「関係人口の創出」というテーマに関わっています。
その中の要素の一つとしてワーケーション があります。
そこで、「自分自身がワーケーション を体験することで『お客様目線』に立ってみよう」というコンセプトも少しだけ入れました。

気づいたこと①「目的がないって清々しい」

振り返ってみての感想を一つずつ書こうと思います。

今回は「とりあえず東に行こう」と思って海岸線沿いを走り続けていました。
目的地がないと時間に追われることもなく、のんびりとした時間を噛み締めることができ、ドライブをしていても焦ることがありませんでした。

逆に、「この都道府県の有名な場所がわからない」と思ってGoogle検索をしてからカーナビアプリを起動してその場所に向かおうとすると、その瞬間からちょっとした息苦しさのようなものを感じました。

「うわ、あと2時間もかかるの?」
「閉園時間まで全然余裕ない」
「この景色いつになったら終わるの?」

旅や旅行において目的地を明確にすることは効率的にいろんなところを回れるので大切なことです。
でも、効率を上げるということは必ずしも心に良い影響を及ぼすとは限らないんだと感じました。

まあちゃんと下調べをして目的地を決めるに越したことはないですけどね(笑)

気づいたこと②「知らない土地はやっぱりわからない」

何を当たり前のことを、って感じですね(笑)

出発前は「おもしろそうな匂いのする方向に心のまま進もう」と思っていました。
偶然の出会いで見つけるおもしろさがあるんじゃないかと、
それは確かにそうでした。

が、下調べもせず知らない土地を回っていても当然何もわからないのです。
地方だと特に田畑や山々が広がるばかりで、自分がどこにいるのかもわからなくなりました。
そう、本当に迷子になったわけです。

そうなるとGoogle検索で「〇〇県 観光地」とか「〇〇県 ご当地グルメ」と調べるしかないですよね。
だったら初めから調べておけよという話です(笑)
ある程度の拠点を決めてその周辺を無目的に巡る方がいいんでしょうね。

気づいたこと③「軽自動車でも車中泊できる」

初日と2日目は車中泊をしました。

お金がないというわけではなく、朝焼けの写真を撮りたかったからです。
(チェックアウトの時間が早朝3時とか4時になってしまうのはもったいないというケチ根性は否定しません笑)

軽自動車の車中泊だと全然体が休まらないんじゃないかと心配していましたが、早朝の真っ暗な時間から爽快感MAXで走り回れました。

ぼくはどこでも寝られる体質ということが改めて証明されました(笑)

まあ普通車の方が良かったでしょうけどね…

気づいたこと④「山道えげつない」

目的地もないので行きは高速道路はあまり使いませんでした。

そうなると山道を走らされるわけですが、それがまたとんでもない道ばかりで…
夜間に霧がかかって前が全然見えなかったり…
突然シカが現れて道を避けたかと思いきや、そのシカの後ろから2頭目が続いて現れ紙一重でかわす場面も…
山を舐めてたらやばいですね。
おそらく軽自動車だったのでパワー不足でスピードを出せなかったことが功を奏したんじゃないかと思います。

まあ普通車の方が間違いなく楽に運転できたでしょうね…

気づいたこと⑤「ワーケーションは伸び代が多い」

初めてワーケーションをやってみましたが、実際のところは「ごっこ」に近かったと思います。その日の宿探しに時間の大半を使いましたからね(笑)
その程度ではありますが、ワーケーションについて書かせていただきます。

今回長野県佐久市にある「ワークテラス佐久」と群馬県みなかみ町にある「テレワークセンターMINAKAMI」に短時間お邪魔して、PCを使った作業をさせてもらいました。

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その他、宿もWi-Fiが使えるところを選び、Zoomを使ったテレビ会議なども行いました。

普段の職場とは全然違う雰囲気だと「仕事したい!」という気持ちが普段以上に湧いてきました。
コワーキングスペースで仕事をしたことがなかったので尚更です。

カフェだと、
「この店Wi-Fiあるのかな?」とか
「人がいっぱいで席がない」とか
「お客さんが増えてきたからそろそろ出ないと…」とか
不確定要素がたくさんある印象です。

コワーキングスペースだとその辺りの心配をあまりせずに利用できるのでありがたかったです。
別に仕事のために使わなくても、旅行中にWi-Fiを確保するためだけに立ち寄るというのもありだと感じました。
地方のコワーキングスペースには地域の情報も教えてくれるコンシェルジュがいるところもあるので、気軽に話しかけられるというのが良かったです。

宿の方も作業はできる環境ではありましたが、今回泊まったところは個室内に作業に適したデスクがなくて、少しやりづらい体勢にはなりました。
Zoom会議だけしかしていないので問題はありませんでしたが、照明が少し暗めというのは少し気になりました。

ホテルだとコワーキングスペースを併設しているところもあると聞きますが、旅館などがそうしようと思うと相当なコストがかかります。
なので、「宿とコワーキングスペースが提携して、コワーキングスペースまでの送迎バスを出してくれたらいいのになあ」と感じました。

職場にはこんな感じのことを「ワーケーション体験レポート」として頼まれてもいないのに勝手に提出しました(笑)

気づいたこと⑥「新たな人との出会いが旅における価値」

ぼくが旅をするのは「風景写真を撮りたいから」という目的が大きいです。
そのため、写真さえ撮れれば満足だろうと思っていたのですが、何か物足りなさがありました。

今回、なるべく不特定多数の人との接触をしないように行動していました。
普段はドミトリーに泊まったりして見知らぬ人との交流があったのですが、今回は全て個室に宿泊
それが物足りなさの原因じゃないかと思います。

もともと人見知りで人に話しかけることのできなかったぼくがこんなことを思うなんて…
旅は人を成長させるものですね、自分で言うなよって感じもしますが(笑)

自分にとっての旅の優先順位が少し見えた気がしました。

1位 風景
2位 新たな出会い
<3位以下はかなり優先度が低め>
3位 ご当地グルメ(食事を抜いても支障がないため)
4位 宿(車中泊でも十分だったため)

自分を見つめ直すいい機会になりました。

まとめ

「海外に行けないなら長いお休みもらっても意味ないな」と思っていましたが、日本国内を巡るだけでもいろんな発見がありました。

自分のココロの羽を伸ばすいい機会になったと思います。

しばらくの間、海外に行ける見通しはありませんが、もっと国内の楽しみ方を覚えて充実した旅を自分で作っていきたいと思います!

旅の途中に撮った写真たち

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福井県越前市(武生中央公園)
昭和感漂う遊園地を見つけたのでふらっと寄ってみました。


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福井県坂井市(東尋坊)
日曜日に行ったため人が多すぎて萎えました(笑)
駐車場のおじさんに「ちゃんと帰ってきてよー」と言われたのが意味深でした(笑)


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石川県加賀市(あやとりはし)
まさかの石で橋を支えていたという衝撃(そんなことはありません)


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能登半島の夕焼け
適当に下車して撮ったのでどこなのかさっぱりわかりません。


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石川県珠洲市(禄剛崎灯台)
能登半島の端っこで朝日を見たかったのに生憎の曇り空
車中泊した意味…


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石川県珠洲市(見附島)
島に続く道
朝焼けを見られなかった分、この雰囲気で癒されました。


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石川県七尾市(能登ミルク本店)
和倉温泉周辺にある乳製品を販売しているお店
ベンチとか照明とかこだわりがいろいろ感じられました。


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石川県七尾市(七尾フィッシャーマンズ・ワーフ)
マグロの中落ち丼を食べました。
本当はフグ丼を頼んだのに店員さんが間違えて…何も言えなかった自分が悔しい(全然どっちでも良かったんですけど笑)


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富山県黒部市(黒部渓谷トロッコ列車)
山々の間にかかる赤い大きな橋
時間とお金の節約のためトロッコには乗ってません(笑)


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新潟県上越市(うみてらす名立)
運転中風車を見つけて「これだ!」と思い道の駅に立ち寄りました。
夕焼けとセットで撮ったらいい感じになると思ったら雲が多すぎて残念な結果に


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新潟県十日町市(星峠の棚田)
またもや車中泊で朝焼け待ち
この日はなんとか見られて良かったと一安心


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新潟県十日町市(清津峡谷トンネル)
朝焼け終わりで直行したら人が全然いなくてラッキーでした。
トンネルの先にいるのは全然知らない人たちです(笑)


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長野県松本市(上高地)
自然には人が集まりますね(笑)
でも、山々から感じるパワーは確かにありました。


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長野県松本市(松本城)
この手の観光地には興味がないのだと改めて認識(笑)
コブクロが「未来」というシングル発売時にここで野外ライブをやっていたという理由だけで訪れました(笑)


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長野県軽井沢町(軽井沢ショー記念礼拝堂)
軽井沢って教会が多いんですね。


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長野県立科町(蓼科テディベア美術館)
運転中あまりにも目を引いたためつい(笑)
もちろん中には入っていません(笑)


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群馬県中之条町(積善館)
「千と千尋の神隠し」のモデルになったと聞き立ち寄りました。言われてみれば確かに…言われなければ…(笑)
この周辺の昔ながらの温泉街の雰囲気は良かったです。


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群馬県中之条町(四万温泉)
謎のアート作品が並んでいました。


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群馬県沼田市(吹割の滝)
写真では伝わらない勢いがありました。
どうやったら伝えられるのか…カメラ修行が必要です。


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栃木県宇都宮市(宇都宮駅前)
栃木県はゆっくりする時間がなく、とりあえず餃子だけでも!と思って行きました(笑)
餃子をマヨネーズで食べるなんて初めてでしたがまろやかな味わいがクセになりました。


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埼玉県川越市(時の鐘、川越氷川神社)
生憎の天気でしたが小江戸をぶらりしました。
まあ京都で見慣れて…(以下謹みます笑)


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埼玉県長瀞町(長瀞渓谷の岩畳)
晴れてないとダメですね(笑)


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埼玉県秩父市(聖神社)
金運上がりそうな感じでしたが写真だけ撮って特にお参りもしておりません(笑)


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山梨県道志村(道志の森キャンプ場)
「関東を放浪している」と家族のLINEグループに投稿したら、結婚して東京に住む妹からここに呼び出しを受けました(笑)
久々に妹の旦那さん(年上なので兄のような感じ)ともゆっくり話せたので良かったです。
妹夫婦は仲良く(お互いの個性がぶつかり合っているようですが笑)やっているようなのでこれからも楽しく夫婦生活を送るだろうと安心したというか、いい旦那さんがきてくれて良かったと改めて思いました。

以上、旅の写真たちでした!

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