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キャプション
意識には時間の感覚はない
ただ流れているのは因果の順序
壊れたものは戻らない
失われたものは戻らない
ものは生まれ続け消え続ける
そのほかの空間にはただ虚無が限りなく広がっている
人間には認識できない
だけれど私たちは限りない虚無の中を旅をしている
自我意識がきしみあげている
人間の生の結晶がしぼりだされる
今日の生活の風景に付け加える言葉はないか
この身体が受信しているもの
それは私の言葉では語られていない
言葉を探すこと
それは探検すること
全く真っ暗な空間で耳をすませる
染み出してくる言葉のようなものを
採取して置いてみる
並べて眺めている
私はそんなことをしている
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