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いろいろ応用可能な「モジュールオーディオ」コンセプト

似たようなコンセプトも今までも多数ありましたが、

業務用・音楽制作用音響機器は、モジュール単位で開発する

という方針でいこうかなと。今現在、どんなモジュールがあって、今後どんなものを作っていきたいかをnoteにビジネスプランとしてまとめておく、かどうかは別としてw、ゆるーい製品開発計画です。

で、このモジュール群は、組み合わせて音響機器完成品として供給する以外に、モジュール単体でもリリースする予定(ディストリビューションチャネル未定)。自作したい人や既存の製品そのほかに機能を付加したい、という需要にこたえます。


アナログ系

4/8chアンバランス入力→バランス出力モジュール

  • 4ch 入出力、8ch版製作中(DB25 TASCAM配列で出力)

  • アンバランス(-10dBV)入力をバランス出力(+4dB)に変換する

  • ±12~15V電源(使用オペアンプによる)

  • オペアンプは2回路SOP8のものなら使用可能。標準仕様はNJM5532DDで最大+24dBm出力可能 / 4580も選択可能

  • 8ch版は高出力用途としてOPA1688使用予定

アンバランス入力→バランス出力モジュール基板プロトタイプ

すでにプロトタイプ(プリント基板化)は実稼働中。電源入・切時のポップノイズが未対策なので、次のバージョンでは何とかする予定。また今後2chバージョンも製作する計画。

アナログ電子ボリューム

  • 8ch アンバランス入出力 (-10dBV基準 / 最大入出力4.7Vrms)

  • ±10~15Vアナログ電源及び+5Vリレー用電源。内部使用の±7V電源はオンボードで生成

  • プロトタイプ(ユニバーサル基板)実稼働中、プリント基板版テスト中

  • PICマイコン用制御ソフトウェア完成。OLEDで現在の減衰値表示、音量コントロールはロータリーエンコーダーまたはボリューム(可変抵抗)

  • 制御は2線式でカンタンなのでArduinoやラズパイなどからも制御可能→Arduinoライブラリ、Pythonライブラリなどを提供予定

8ch アナログボリュームコントローラー

8ch バランス to アンバランス変換

  • バランス入力(+4dB)をアンバランス出力(-10dBV)に変換する

  • オペアンプで変換するため送り出し側インピーダンスの影響を受けない

  • ±12~15V電源(使用オペアンプによる)

  • オペアンプは2回路SOP8のものなら使用可能。

  • 標準仕様はNJM5532DDまたはNJM4580

  • 最大+24dBm(RMS)入力可能

  • ユニバーサル基板でのプロトタイプ実稼働中

超ローノイズ・低歪みマイクロフォンアンプ

  • バランス入力/トランスレス

  • ゲイン20~56dB可変

  • パッド20dB(スイッチまたはロジック制御)

  • 低電圧化ローノイズファンタム電源(+48V 最大50mA)供給

  • ±12~15V電源

  • +4dBmバランス出力および-10dBVアンバランス出力(モニター・内部ミキサー用) - ゲイン・出力レベルは可変可能

  • プロトタイプ実稼働中(簡易プリント基板)。超低ノイズフロアを実現

デジタル系

ADAT入力対応8chDAコンバーター

ADATオプティカル入力をデコードして、8chのオーディオ信号を出力します。

  • オプティカル入力素子用電源供給

  • アンバランス(最大2V RMS)出力

  • バランス出力タイプも計画

  • PICマイコン用制御ソフトウェア(ボリュームコントロールも可能)

  • デジタル5V、アナログ3.3V電源 (5V単一電源化も計画)

  • プロトタイプ(プリント基板化)実稼働中

ADAT入力対応8chDAコンバーターのDAコンバーター部分

AES(デジタルオーディオ信号) / I2S入出力双方向サンプリングレートコンバーター

AES入出力、I2S(AD/DAコンバーター用インターフェース)を1ペアづつ持ち、その間の入出力でサンプリングレートを変換できます(変換は1回路のみ)。また同じクロックでも外部供給されたマスタークロックと同期させることができます。
AES同士でも、AES入力→DAコンバーター出力、あるいはADコンバーター入力→AES出力、の間でも変換可能。もちろんバイパスも可能。

  • AES入出力 (バランス・XLRおよび3ピンピンヘッダ)

  • I2S入出力(ピンヘッダ)

  • マスタークロック入力

  • 製作中

AES入出力サンプリングレートコンバーター (右側)
その制御モジュール&電源(左側)

ワードクロック入力マスタークロックジェネレーター

オーディオ・音響機器用のワードクロック(48/44.1KHzおよびその倍数)ジェネレーターやその出力を持つオーディオインターフェースなどは多いのですが、そのクロックにAD/DAコンバーターを実際に同期させて使用するにはマスタークロック(12.288や24.576MHz)への変換が必要です。PLLという技術でそれを実現しています。

  • ワードクロック入力 - 48KHz (44.1KHzも今後対応)

  • マスタークロック(24.576MHz)出力

  • 5V単一電源

  • ロック信号付き(LED駆動または制御マイコン入力)

  • ワードクロック入力がない場合は内蔵クロックを出力

  • [追加] タイムコードからの同期機能も検討中

  • 設計中


タイムコード(LTC)ジェネレーター

これまで製作したタイムコードを中心としたシステム

Sync Controller - 完成までの道のり|Takumin|note

も、今後はモジュールとして単体リリースおよび他の機器に組み込み可能にしていきたいと考えています。

モジュールを使用した音響機器

これらのモジュールを使用した第一弾が、

Dolby Atmos対応モニターコントローラーの製作|Takumin (note.com)

です。今後の拡充およびリリース(方法未定)にご期待ください。またご要望なども随時いただければ参考にさせていただきます。


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