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大学受験のインテリズム―リスニングの勉強法編―

こんにちは。takuです。

大学受験のインテリズム、今回は英語のリスニングの勉強法についてお話します。

リスニングは難関私大ではあまり出題されることがないように思いますが、東大や共通一次で出題されます。

東大は30点/120(25%)、センター試験では50点/250(20%)ですが、共通一次は何と脅威の100点/200点。半分です。近年リスニングが重視されつつあることは間違いないでしょう。

では、リスニングはどうやったら伸びるのでしょうか

これについては、帰国子女でもない限りどんな人も悩む課題だと思います。もちろん僕も同じ。僕は純ジャパなので本当に悩みました。

今は英検準一級は合格しているので、それくらいの英語力を持っていること、他にもイタリア語やドイツ語などの語学を勉強していること。これらを踏まえてお話していこうと思います。

聞くやっぱり聞くしかない

リスニング上手くなるには音源聞くしかないでしょう。スクリプト読むだけで出来るわけないですよね。これは当たり前だと思います。

問題はやり方です。どのように聞けばリスニング力が上がるのか。

まず、そもそもリスニングは何が出来れば良いのかというと、①何の話をしており、②それに対して誰が何をしているのか。この二つが挙げられます。

その為には、単語を覚えるのはもちろんですが、単語がどのように発音されるのか(特に前置詞のリエゾン)が一番重要です。喋り方ですね。

なのでネイティブの発音の仕方をマスターするのが効果的に思います。

他にも、トピックの理解力や知識も重要だ!という意見もあると思いますが、何よりどんな単語熟語を発しているのか分かんないとお話になりません。

とにかくまずは音源でのネイティブの音をよく聞いてみましょう。その点、音楽経験がある人は有利かもしれない(吹奏楽部とかは音はこだわるよね)。

読む~声に発して覚える

次に読むこと。文字を書いて覚えるのと同じように、読んでその発音を刷り込むことが重要です。

これも聞くのと同じ。単語自体とその単語の発音の仕方が根底にある以上、それを覚えるために読むということです。

やり方は簡単。音源のマネをするだけです。音源を聞きながらでも良いし、流さずにやっても良い(もちろん最初は流した方が良いです)。

赤ちゃんでもできます。だって、赤ちゃんが言葉を覚える時ってまず親のしゃべりをマネするところから始まるでしょ?

勉強ができる人は特別ドーピングやDNAによってできるようになったわけではありません。やることをちゃんと分かってやっているからできるのです。それは勉強だけに限った話ではないでしょう。

まずは、マネをすることから始めましょう。

続ける~継続は力なり

これも当たり前。たった1日で英語力が伸びるわけがありません。そんな方法があるなら誰も苦労しません。

できるようになるには継続してやる必要があります。当たり前です。

なんならリスニングの勉強は1日たった20分しかやらなくても、それを毎日続ければできるようになると思います

20分×365日=7300分=120時間=5日です。これを中高6年継続した場合720時間になります。英語習得には大体3000時間かかると言われておりますが、たった1日20分なのにこれの4分の1を確保できます。

これを少ないと思う方。高校3年の1年間で勉強できる時間は1日10時間としたら3650時間になります。もちろんその中で他の科目も勉強するわけで英語にかけられる時間はいっても40%の約1500時間くらい。

残り5年で1500時間。1年につき300時間で、1週間5時間。学校の授業で3時間やったとして残り2時間は自学自習。一日20分やれば月~土にやって日曜日はお休み。計算上はこれでほとんど時間を確保できるのです。

別のたとえをすれば、ピアノやスポーツの練習をするのと全く同じ。毎日継続してやればうまくなりますよね。素人が1000時間練習してみた、みたいな動画もあるくらいだし。

逆に、継続的に勉強していますか?成績向上に悩む人の原因は大体がそれ。テスト前に一夜漬けしたくらいで成績上がるわけないでしょ。成績が上がるとすればそれは単に記憶力の問題です。

なぜ3日坊主になるのか。それは継続できるようなやり方でやっていないから。一番最初は続けられるように必ず楽にやる

もう当たり前すぎて書く意味がないんじゃないのかなと思うくらいです。でも書きます。だって出来てないと思うから。

具体的なやり方

以下に具体的なやり方の一例を挙げておきます。

1.問題を実際に解く。
2.解いたら、スクリプト全体を聞いて聞き取れるところ聞き取れないところを把握(全部なら全部)→そもそも苦手なら短文から始めるべき。
3.スクリプトを見ながらトピックとその内容を理解する。
4.そのスクリプトを見ながら音読(音源もかけたりかけなかったり)。
5.シャドーイング(余力があれば)
6.その後は移動中に音源聞きまくり。→スピードラーニングっぽい

移動中に音源を聞くのはめっちゃオススメです。というのも、家でやるよりも継続しやすいから。

家にいるときは、ご飯を食べたりお風呂に入ったり遊んだり机の上で勉強したりとやることが多く、聞く時間を確保できません。

それに対して、移動中は携帯プレーヤーとイヤホンさえあれば楽にできるし、覚えていれば最悪本も見ずに手ぶらでやっても良い。

もちろん、覚えていないとあまり意味がなくなってしまうので注意は必要ですが、かなり良いんじゃないかなと思います。

終わりに

ポイントは3つ。聞く読む続ける、です。

この3つは、何度も言いますが当たり前です。

やっぱり勉強をすることは大変なもの。楽して学力を上げられればそれほど良いことはありません。

しかし、現実はそんなにあまくない。ちゃんと勉強量を積み重ねないと成績は思うようには伸びません。

だからこそ、当たり前のことを毎日続けてやるのが大事です。それはリスニングに限らず勉強に限らずどんなことにも言えます。

皆さんの思う天才の、天才たる所以は、そのほとんどが凡事徹底にあります。

それは東大生のこの僕も同じです。


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