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東日本大震災と原発

 東日本大震災の時みなさんはどこにいましたか?
当時小学二年生の私は、学校で恐怖に怯えながら揺れが収まるのを待っていました。
 そこから12年の月日が流れ私は、大学2年生になろうとしています。
毎年3.11の前後には、東日本大震災に関するテレビが放映されていますが
その数は、どんどん減っていき今年は、震災発生前後の1時間程度のテレビのみを放送する民放が大半という状況でした。
そんな中、東北の情報を知る機会も減る中で、皆さんは東北は復興したと思いますか?どうでしょうか?
辞書によると復興とは、「一度壊れたものが再び盛んにまた整った状態になること」
その定義通りならば、
私は、所によるというもしくは、道半ばという表現が正しいと考えます。
市街地は、復興前と同程度に見えます。
しかし、少し中心から離れると少しずついまだに爪痕を残している部分もあります。
例えば、以前は住宅地であっただろうところが更地のままであったり
地面に亀裂が走っていたりなど痕跡は至る所に残っています。
また、東日本大震災では、地震や津波による大きな被害はもちろんのこと
福島第一原発の廃炉と帰還困難区域という忘れてはいけない放射能の問題が残っています。
 私は、昨年縁あって福島県大熊町の帰宅困難地域に入り中を見させていただく機会がありました。
まるで、あの日から時間が止まっているかのようでした。
区域の中は、汚染土の土嚢と震災当時のまま全てが止まった時間が流れる
異質な空間でした。
 そして福島第一原発では、未だに格納容器の下にある燃料デブリが大きな問題になっており、廃炉は当初の推定より遅れるのではないかと言われています。
そのような状況下で、政府は原発の再利用の方針を決めました。
方針そのものについて言及する気はありません。当然メリットもデメリットもあり現実問題昨年は、電力状況がかなり逼迫していたことなど承知しています。
 しかし、Twitterなどでは東日本大震災を利用して批判する人が異常に多いと感じています。
本当に被害を受けた人は、是が非でもそのような方針を止めたいと考えているでしょうし、それは当然の意見だと思います。
 しかし、私の知り合いでもSDGSという言葉に託け実際に被災地に赴いたことがないにも関わらず政府の方針を批判をする人がいます。
自身の主張のために東日本大震災を利用するのは、被害者に対する侮辱に他ならないと思います。
私の願いは、この政府の方針に対して皆さんに意見を持ってほしいということです。
自身が住んでいる国に未曾有の被害をもたらした震災に対して、原子力というものに対して今、大きな転換期であると思うので
ぜひ意見を持ってほしい
好きの反対は、無関心というように関心なく時が過ぎ
既成事実化されることが一番
辛くよくない状況だと思います。
そして、もし興味が湧いたなら実際に復興途中の東北に行ってみてほしい
そこで体感する光景や見るものはあなたの意見をより深いものにしてくれるはずです。













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