心躍るあの日の時めき

スタートしたあの日。

高校生活が始まった日。
引っ越して1人暮らしを始めた日。
バイトで貯めたお金で買った一眼レフを手にした日。
憧れのタワーマンションに入居した日。
結婚指輪を買いに行った日。

振り返れば、その日を迎えるまでに不安を覚えることは当然あった。
友達できるかな？
家事洗濯自分で全部できるかな？
お金大丈夫かな？

心躍る瞬間とは、未開拓の地に足を踏み入れ、どこまででも飛んでいけそうな自由を手に入れた瞬間なのかもしれない。
飛ぶためには、空気抵抗が必要だ。
その抵抗は、寂しさや孤独など避けたい心の動きかもしれない。
これは毎度そうなのかもしれない。

不自由があるから自由がある。
不安があるから安心がある。
孤独があるから団結力がある。

大丈夫。

自分の叶えたい未来やロマンを追い求めた先には、必ず新しい世界が待っている。
その世界で待っている人がいる。
その世界で待ち望んでいる感動がある。

必要なのは、力でもない。
権力でもない。
お金でもない。

今を感じる心だ。
その心を置き去りにしてはならない。
今、心躍る方へ。