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生きていて唯一、後悔しなかった出来事


はじめに

生きている上であらゆる出来事があり
その出来事には選択に迫られます。

どんな食べ物を選ぶのか。
もしくは食べるのか食べないのか。

仕事に行くのか行かないのか。
どの仕事を選ぶのか。


日常は選択の連続であり
もうひとつの方を選んでおけば良かった。
違った方を選んでおけば良かった。


と後悔することも多いのではないでしょうか?


後悔しないように生きようとしたとしても
大学生の頃は良かった。
高校生の頃は良かった。
中学生の頃は良かった。


などとあの時は良かったと皆、口を揃えて言うものです。


人生は選択の連続であるとともに後悔の連続であると私は思います。


これまでに私は様々な後悔をしてきた人生ですがひとつだけ良い選択をしたと強く感じ

これからに人生に前向きに生活できる出来事がありました。



思考が停止し、再起動した日

当時(4年前)の出来事

大学院生だった私は
多忙なスケジュールから

身体的負担・精神的負担

そして、理不尽な理由から
経済的な負担が学費以外での出費があり

ほとんどの面で負担がありました。


あの時、自分が動いていれば。
あの時、大学院に進学しなければ。

様々な後悔が走馬灯のように駆け巡り
日常が生き地獄のよう。


寝ることができない
身体が重たい
動きたくない
知り合いには明るく振る舞わなければならない

そう考えるようになり
自分が自分でなくなり考える脳を停止させたのです。
感情はみるみるうちになくなり
人間でなくなっていく。


もうこんな苦しいことは終わらせたい
誰も周りに迷惑をかけることなく終わらせたい

そう思うようになり


どうやったら周りに迷惑をかけることなく終われるのか。
苦しむことなく、終わるためにはどうすれば良いのか。


そればかりを考えるようになり
思考が止まっていたのが
それを考えるがために脳が再起動したのでした。



死ぬことができなかったあの日

私は様々な感情が入り乱れながら
最終的には生きることを諦める決意をしました。

親や兄弟に対して気が咎める想い
後に残された家族・友人の立場に立ってみるものの

悲しませてしまうのか
どう思われているのか

全くわからない


これまで周りばかり気にして生きてきた。
自分のことなど二の次で考えていた。

この時ばかりは自分のことを。自分のことだけを考えよう。

そう自己中心的に考えることができなかった自分。
なにをやるにも兄の後。

幼い頃に習っていた水泳も武道も。
英会話も。その他塾なども。

ましてや足が速いわけでもないのに
陸上部に入る。


全てが全て誰かの後
誰かの助言があってこそ始めたものです。


そんな自分ですが

この時ばかりは
自分のために生きよう。
自分のために死のう。

そう考えたのです。


そう決心し、1度目。

決して死から逃げられない方法。


ビル何階からだったら飛び降りたら死ねるのか?
そんなビルに通されるのか。
中途半端な場所だとまた生きて苦しむだけだ。


1番自分が楽に死ねる方法。
一瞬で気絶して死ぬことだ。


私は医学のことを勉強してきた。
勢いよく首を吊ったら脊髄が損傷して
暴れず、声を出さず、静かに楽に死ぬことができるんじゃないか。

そう感じ首を吊ることを計画した。


これだけの物を用意して
このスピードで。この角度で。
首を吊ったら死ねるのじゃないか。


死ねなかった。


自分を責めた。泣いた。
感情を爆発させた。

死ぬ覚悟がないんだと。

生きることに苦しみを覚え
死ぬこともできない。


こんな自分はなんなんだろうか。と。
生きてる価値さえ人間が死ねない。


せめてもの生きている家族が幸せになってくれれば。

事故に見立てれば保険金が入るのではないか。

全く無知だった私は。
それだけを考えていた私は。

ただただ車を走らせるのでした。


山道の崖に差しかかり崖の方向へ思いっきりハンドルを切り
死んでやろうと思っていました。


その時
なにかが耳元で囁いたのです。

なにかは聞き取れなかったものの
それが気になってブレーキを思いっきり踏み込み
ハンドルを逆の方向に戻して


生きながらえるのでした。


2度も死ねずに
さらに誰かが、なにかが囁く。


生きろというサイン。


誰かやなにかがわかりませんが
死ぬのを引き止めたあの存在。


今では本当に感謝してます。



今を生きる選択

当時、叶えたかった夢が
COVID-19というウイルスに阻まれ
社会情勢上、不可能なことになり

唯一支えていたものが崩れて
死ぬことを選択しました。

そこで死ぬことができなかった。
いや死ぬ選択をしなかった。

3度目の正直で選ばなかった死

今を生きるという選択をしましたが
私は今を生きていてあの時にこの選択をして良かった。
と心から実感します。


生きていて悲しいこともあれば嬉しいこともある。

その感情を楽しむこともまた人生であり
生きる意味なのかもしれません。

あの選択をしたからこそ
今ここに綴っている自分がいて
本当の死ぬ気で物事に打ち込めている自分がいます。


生きることの喜び

毎日を噛み締めて生きています。



最後に


人生は選択の連続です。

後悔することも甘い蜜を吸うことも
なにかも自らが選んでいきます。

この記事を読み続けたこともまたみなさんが選んだ選択です。

1人でも多くの方が幸せになってくれれば良いと願っています。



選択を誤った。
と思うこともあるかもしれませんが

何も死ぬわけではありません。


人は強く、たくましく。
美しく、奇麗であり。
素晴らしいものです。

また今どんだけ暗く、靉靆たる日々を過ごしていたとしても
未来は光り輝いています。


生きる意味を。
生きる希望を。
生きる喜びを。


生きてるだけで素晴らしいこと。
それをみなさんに伝えたい。

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