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すゑひろがりず全国行脚~諸国漫遊記~

すゑひろがりず全国行脚諸国漫遊記の東京公演で舞台監督をさせて頂きました。 

いやはや、格式高し!格調高し!!


二十五世観世左近記念観世能楽堂

という、こんなに漢字続くことあるんか!?というくらいの劇場です。

早々に余談ですが、1つの劇場に同じ漢字が二回出てくるのは木曽文化公園文化ホール以来です。

そんなことはどうでもいいとして…

僕はNGK、札幌、仙台、そして東京でツアーに携わらせて頂きました。すゑひろがりずとは彼等がデビューしたばかりのNSC道場からの付き合いで、南條君は野球繋がりや、クイズ紳助くんの収録でよくNGKに来ていたので

比較的早く話しをした記憶がありますが、三島君に関してはもちろん顔は知ってましたが、中々名前が覚えられず、やっと名前を覚えたのは2018年の名鉄グランドホテルでの営業でした(笑)

なぜ、そんなに時間掛かったのか自分でも不思議🤔

そんな彼等が全国ツアーをすることになるとは本当に感慨深いです。

ぶっちゃけ観世能楽堂は僕も初めて行く劇場で上司に色々教えて貰いました。能舞台に対しての知識がない!!

これ、階段って言わないんですね(笑)
能用語で「きざはし」と呼ぶそうです。

漢字で書くと「階」

へぇーって感じです。他にも今回の公演で知れたことがイッパイありました。落語会とかのしきたりとは全然違う古典芸能の奥深さに腕を引かれる思いです。

今回のツアーで僕が個人的に印象的だったのは

すゑひろがりずのマネージャーさんすげぇ…

でした。

すゑ以外にもコロチキとかも担当されているのに、1つ1つの公演に対してとても献身的で、本番中にタレントの着替えを手伝ってくれるマネージャーは初めて見たかもしれません。

必要になりそうな動画もずっと撮影してるし、いつもニコニコされていて、場を和ますような存在にも思いました。

気遣いが出来るより、もっと温かみのある心配りが出来る、そういう感じがします。

そういうマネージャーさんや敏腕な制作さんのバックアップがあり、すゑの二人ものびのび出来る部分もあったのではないでしょうか。のびのびし過ぎて必要なモノを持ってこないという失態も面白いし可愛い(笑)

今回は能楽堂という、舞台とはいえお笑いとは様式や形式が違うものに、無理やりお笑いのスタイルをねじ込んで公演のカタチが作られました。

舞台に出るスタッフは白足袋と黒子の格好です。僕たち舞台監督は情報交差点の真ん中にいます。音響、照明、映像、配信、大道具、そして受付周り、制作などインカムからの情報の中で最適解を提示する仕事です。

今日はインカム二刀流でした。


両耳から聞こえてくるインカムのやりとりとイヤホンの外からはいる舞台の声や音を袖で聞いています。

インカム二刀流はたまにあるのですが

今日は白足袋に黒子の装束です。

(背景載せていいか分からないので消してます)

いつもはベルトにインカム挟めるけど、黒装束にはそんな気の利いたもんないから、そこが最大に大変でした(笑)

でもそういうのも勉強になったし、この素晴らしい劇場に連れてきてくれたすゑひろがりずのお二人には本当に感謝です。

松羽目カッコよかったなぁー

松は常緑樹といって、冬でも枯れません。
そして葉は単体では落ちずに二つで落ちるので、夫婦仲を表すともいわれ、葉のカタチもすえひろがりで、長寿です。

今回は10周年でしたが、松の様に縁起の良い存在で永く活躍してくれることを願っています。

全国でお越しくださったお客様、オンラインにてご視聴下さった皆様に感謝です。

最後にサプライズでサイン入りの扇子をくれたすゑひろがりず二人にも改めて感謝!

大阪に帰ります!

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