声、枯れるまで

アインシュタイン河井君のトークライブ「声、枯れるまで」で舞台監督をさせて頂きました。本人から担当してもらえませんか?と直接オファー頂いて、その段階でやる気120%!


一番最初にセットをどうするか、の会議の時に10月末にタンクトップで来たときは腰が抜けそうになりました。性格も体温もあつい人なのです。


NGKでどんなセットがいいか、作家や本人から要望があり、それならこんな事が出来るよ!と彼らの願望に寄り添えて納得してもらえるのを提示出来たのは冥利に尽きました。

バックに飾っているジョーゼットという幕は真っ白なので照明次第で何色にも替わります。

ご来場された方はお気づきかもしれませんが、照明さんの遊び心でトーク中もそれぞれのジョーゼットがゆっくりカラフルに移り替わっていました✨

そしてその奥にドレープを吊ったのですが、美的感覚として綺麗な所まで降ろすと、ビジョンに干渉して二階席のお客さんからは見辛くなります。

美的感覚と映像、どちらかしか成立しないので、

当日に提案したのが、オープニングVTRが終わって、オープニング曲の煽り中に降ろすのはどうかな?という折衷案です。


本人も作家もリハで見てそれで納得してくれたので、本番もそのカタチにさせて頂きました。


NGKは常にビジョンの見切れに苦慮します。漫才劇場のように一階席しかなくて、スクリーンを吊ってるなら何の配慮も要らないのですが、NGKは幅の広さや、客席の高低さが全てビジョンやセット位置に影響を及ぼします。


公演内容によって、映像への比重やセットへの比重で舞台監督がバランスを取ってパネルなどの位置を決定していきます。

最初に作家からは一人だけなので、少しセットを寄せてセンターに密集感出したいと要望あったのですが、それをすると映像にこんな影響があるけど、それでも大丈夫?と聞くとそれなら映像を優先したいです!とのことで、今回の配置になりました。

二階席からも文字が見えるし、ドレープも綺麗に見える。開場中、公演中、終演後、実は全てドレープの高さを微妙に変えて舞台が映えるよう、写真撮りやすいようにしました

いやー、これぞプロ!(笑)

誰も言ってくれないので
声枯れるまで自分で言います😏

そして僕が指名して貰えたことも嬉しかったのですが、もう1つ嬉しかった事があります。


ロビーに等身大パネルを置き、それに花束を持たせたいと。そしてその花束を僕の弟に発注したいんです、と本人から要望がありました。


うちの弟は京都でフラワーアレンジの仕事をしています。


平面的なパネルですけど、なるべく持ってるように見えるように錯誤しました😃✌️

お花が好きな方はぜひ弟のインスタをみて下さい(*^^*)兄が言うのも変ですが中々独創的なお花を作っていると思います。

インスタはコチラ

今回使用したお花と花言葉

青あじさい(辛抱強い愛情)
白ダリア(感謝・溢れる喜び)
黄バラ(友情)

ピンクカーネーション(女性の愛)
ピンクッション(どこでも成功を)
白トルコキキョウ(思いやり)

スターリンジア(親愛の情)
マトリカリア(集う喜び)
バーゼリア(情熱)

ユーカリ(思い出)
グレビレア(アナタを待っています)
ヘデラベリー(永遠の愛)

弟なりに今回の公演の事を想ってくれたんだと思います。

兄弟共々お世話になった思い出深いライブになりました。それにしてもほんとトークの完成度スゴい!!感服致しました。

因みにですが、黒い上着を着ていましたが、下はアインシュタインTシャツを着ていました。

たぶんね、これは僕だけでなく他にも上着の下にこれを着ていた裏方はいたと思います( ̄∇ ̄*)ゞ


裏方も今日のように、人の覚悟が決まっているライブでは気合い入るもんなんです\(^-^)/

次回は「若手作家の全てへ」という記事を書きたいと思います!ありがとうございました。

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