映像の進化

2月ももうあと数日で終わりますが、まともに投稿出来ぬまま終わりそうなので、何か書かないと!という感じです(笑)

今月で印象的だったのは、映像制作の進化です。まずポストよしもとで行った「宇宙の謎、ロマン、神秘を語る2」のエンドロールについてなのですが、これは僕が演出でどうしてもやりたかった一つで、文字だけではなく、最後にメッセージを添えたいなぁと思い、エンドロールの最後にその日の天気と、それに合うコメントを添えました。天気は移り変わるものなので、あえて本番ギリギリに天気が確定してから完成させてもらいました。

エンドロールがあることを出演者に伝えると「トークライブにエンドロール無くてもええやろ(笑)」と突っ込まれたのですが、リハのロールを見終わったあとはみんな「これメッチャいいやん!!」と称賛に変わっていたので、心の中でガッツポーズをしました。

ネイビーズアフロの皆川は「見終わったあと絶対拍手きますよ」と言ってくれてて、さすがにそこまではないんちゃう?と返していたのですが、本当にVTR終わりに客席が明るくなってから拍手が起こり、感動しました(T_T)

お越しくださった皆様、ありがとうございます。また第三回あればぜひお越しくださいねー!

そして18日にあったNSC大ライブというNSC生全員が出演する七時間にわたる公演なのですが、今年から新しい試みで予選129組がネタをしてる姿をYCC10期生(吉本スタッフ養成所)がアチコチから撮影して、それを本番中に編集して、予選を勝ち上がった人達の素材を使い煽りVTRを作成して、決勝前に流すという演出です。

作成早いし、かっこよくてクオリティも凄かったです😊

入学して一年足らずで自分に合ったスキルや、やりたいことを見付けて、新年度から色んなスタッフとして羽ばたいてくれたら嬉しいです。

ただ、公演冒頭では彼らが事前に作成したオープニングVTRが流れないトラブルがありました。オペレートも生徒がやるので、もちろんそういうトラブルのリスクは承知の上だし、プロの映像さんもバックアップではついてくれています。

オープニングVTRが流れない、となってYCCの子を見るとアワアワなっていて、まだ原因が特定出来ていない様子でした。

トラブル発生から5秒くらいで判断して、VTRをカットしてオープニングダンスを先にやることに。袖にスタンバイしている大勢のNSC生を舞台に送り出し、ダンスが始まり、オープニングトークが始まり、その裏で原因の特定と復旧が行われていました。

復旧したことが確認出来たので、オープニングトーク終わりに改めてVTRを流してあげることにしました。

この辺の判断は瞬発力や想定力、応用力が必要になります。少々いびつな流れになったとしても、生徒が一生懸命作ったモノをお客さんに披露するのは、プロ側の務めだし、そういうトラブルの時の為に我々がいるんだと、思っています。

それにしても即興的に作れる技術には驚いたのもつかの間、先日NGKであったRGさんのあるあるでも、公演の様子をずっと撮影していて、終演間際に編集して最後にそれをダイジェストで流すという演出でした。

そのライブ感や、面白かったポイントがまた最後に粒だてられていて、ひと笑い起こったり、おぉー!!と感嘆が起こったり、素敵な終わり方だとおもいます。

最近結婚式とかでもそういう手法が用いられているようですが、舞台でもこういうライブ感のある映像がどんどん広がってくるのでしょうね。

逆にいえば事前に作られた映像はもっとクオリティが求められるのかもしれません。

五年ほど前にシアターブラバという劇場でお芝居を観たとき、セットは真っ白なパネルだけだったんですが、シーン毎にパネルに投影するCGでシーンが変わってゆくという演出を観たとき衝撃を受けました。これからはセットではなく、映像なんだ・・・と。

転換する時間も要らないし、セットも多くいらない。その辺りから世間でもプロジェクションマッピングという言葉が認知され始めました。

これからお笑い界でも映像に関してはスピード感やクオリティが益々求められる時代です。公演には多くの技術職が参入しているのですが、映像が一番進化しているセクションなので、映像分野が生み出す新しさが楽しみです。

そして、舞台で一番ミスが起こるのもPCから送出する映像です。この辺りもいつかもっと安定してくれたらなぁ。。。

と切に願いますm(._.)m

写真はNSC大ライブのリハーサル中の写真をYCCの生徒が試し撮りしたやつです。

仕事中の写真って案外ないから、ちょっと嬉しい(笑)

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