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23-24Bリーグ開幕。仙台戦を見たら今シーズンのアルバルクは強いと確信した件。

今シーズンも始まりました。Bリーグ。
推しのアルバルクの開幕戦は、ゼビオアリーナ仙台で仙台との対戦でした。

結果は仙台のアグレッシブなディフェンスに苦しみながらも第1ゲーム86-76、第2ゲーム90-61でアルバルクは連勝を飾りました。

今回ゲームを観て感じたのは、

「昨シーズンの初めからは随分イメージチェンジしたよね。でも、強いわ今シーズン」です。

今シーズンのアルバルクのスタイルの変化、現状のストロングポイントを仙台2戦観たところを書いてみます。

トランジション、速攻が決まるチームに変わった!

第一印象はこれなんです。

リバウンド、展開、フィニッシュ。

フィニッシュできなかったらしっかりハーフコートオフェンス。

こんな感じのバスケットに変わっていました。

昨年は速攻出しても決まらなかったり、止まってしまったりの印象がありました。

ルカHCの頃はハーフコートでしっかり決まり事を遂行して得点する「ロースコアならアルバルクのペースだよね。」なんてアルバルカーズでは言い合っていたものでした。

しかし、今年は違うみたいです。

昨年のファストブレイクポイントの平均は7.3点です。この2戦は19点と12点。まだまだ始まったばかりでわかりませんが、昨シーズンと比べて速攻の成功率が上がっていることがわかります。

これは、リバウンドを取っただけでなく、展開にもすぐに転じる能力が向上したことを意味しています

アドHCの目指す速いバスケの片鱗が現れてきました。

ペリメーターショット激減のわけは?

まだ、始まったばかりで確定できない事を前提に言いますが、昨シーズンの後半からアルバルクはペリメーターショットが激減しています。

B1チームで唯一ペリメーターショットを数多く確率高く決めていたのがアルバルクの特徴のひとつでした。

昨シーズンのアルバルクのペリメーターショットの平均は1試合約4.5/12.4本(36.5%)でした。

それが今節は2.5/8.5本(29.4%)です。

それは、タナカークに代表されていたピック&ロールからのダイブ、ミドルジャンバーが見られなくなった事でペリメーターエリアの利用が少なくなったからだと思います。

今節は、PG(テーブスや橋本)がエントリーするとフリースローラインに立つロシターと5番(サイズ、グダイティス)から4-5ピックでロシターをトップに上げてPGからロシターにパスを出します。

コーナーのウィング(メインデル、周人、小酒部)が5番のダウンスクリーンを使って上がりトップでロシターとハンドオフ、リピック→3P。もしくはハンドオフ、リピックからロシターにポケットパス→キックアウト3Pやハイローを狙う。 

また、スペインピック&ロールやクロススクリーンなどでウィングプレーヤーがビッグマンにスクリーンをかけて、ビッグマンのペイントダイブやガードの選手がコーナーに開いて3Pを狙うプレーが増えています。これにより、ペリメーターショットの機会は減少しましたが、他のプレーで得点を追加することに成功しています。

頼もしい、充実の新戦力。

ガードのテーブス、橋本、福澤、そしてウィングプレーヤーのメインデル。バランスの取れた新メンバーが加入し、チームの充実度が高まっています

また、グダイティスの加入により、アルバルクのディフェンスに新たな可能性が広がりました。彼のプレーによってチームのディフェンス力が向上し、相手チームの攻撃を封じ込めることができるようになりました

ゴリゴリフィジカルプレーヤーが苦手だったアルバルクですが、グダイティスが中にいて立ちはだかれば苦手意識は無くなりそうです。しかも彼はショーディフェンスでどんどん前にも出ていきます。

また、メインデルは3番プレーヤーですが、200センチありますので相手のピック&ロール対してスイッチで対応してもミスマッチにはなりません。
(仙台戦2戦目ではスイッチディフェンスが増えたように思います。)

吉井くんもいますのでディフェンスの対応はしやすくなったのだと思います。

これで相手が3ビッグできた時でも対応できるのではないでしょうか?

仙台戦での我慢の時間帯にはディフェンスのコミュニケーションが取れていなかったのか、中途半端なローテーションが目につきましたがディフェンスもオフェンスもこれからどんどんチームケミストリーを高めていけば、バックドアされることも、ターンオーバーも減っていく事でしょう。

ところで、昨年は怪我に泣かされ続けたシーズンでした。

アルバルクは怪我の影響を受けながらも昨シーズンを戦い抜き、強さを証明しました。その経験から、今シーズンもアルバルクは優勝を目指すチームとして期待されています。

どうか、今シーズンのアルバルクは最後のファイナルまで皆さん大きな怪我なくいて欲しいと思います。

今シーズンは、Bリーグ全体のレベルも上がって、戦力も均等化されているように思います。

それでもアルバルクは優勝を目指せるチームだと確信した今節なのでした。

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