22/23年が開幕して

この夏から、遂に欧州サッカーが開幕した。夏は自分もそうだがサッカーファンにとっては、開幕のため、待ちに待った季節でもあります。日本は冬だが、欧州は夏からである。今年の22/23年は異例である。4年に一度行われるサッカーの祭典ワールドカップの開催時期が秋のため、日程がかなり過密である。ワールドカップは通常なら夏開催なのだが、カタールの暑さを考慮して、秋開催になった。リーグ開幕して2ヶ月経ちましたが、どのリーグも接戦で面白いです。その中でも自分が良く見ているリーグについて批評します。
イングランドプレミアリーグは世界最高峰のリーグでもあって開幕から熾烈で見ていて面白いです。その中でも今季は特にアーセナルが開幕から絶好調である。アーセナルはミケルアルテタ体制になって4年目になって遂に開花したと考える。監督のアルテタの描きたいサッカーに合う選手の補強が成功し、ここまで見事な成績を収めている。

アーセナルの好調の要因としては自分は攻撃陣の好調なところだと考える。その中でも新加入のブラジル代表FWガブリエウジェズスの加入が大きいと感じた。ジェズスはマンチェスターシティから加入したストライカーでここ数年の出場機会の減少のため移籍を決断した。ジェズスの素晴らしさは決定力はもちろん献身的な守備や相手の守備を外すことを得意とするストライカーである。この選手の獲得によってアーセナルは首位維持していると考えます。

そのアーセナルを追うのは昨年度の王者マンチェスターシティである。リーグ3連覇と悲願のチャンピオンズリーグ制覇のためシティは的確な補強を行った。今季でペップグアルディオラ体制7年目を迎えるが見ていて更に成熟しているのが分かる。11人が自分たちの役割を理解していることが分かる。
そのシティにドイツボルシアドルトムントから怪物ストライカーノルウェー代表のアーリングハーランドの獲得は大きいと感じた。彼の決定力はとにかくずば抜けているからだ。それは少ないタッチで決めれるのが大きい。そして高さもありポストプレーも上手く出来て、速さがあるのも魅力的である。シティは基本4-3-3型を敷いているが2年前から監督ペップはジェズスのような純粋なストライカーを起用せずに中盤の選手を起用する通称偽9番でここ2年は戦っていた。それは見事に上手くいき、結果的にリーグ戦連覇を勝ち取ったのである。しかし、9番の選手は必要だっただろう試合も当然あった。それは相手に得点を広げられてる試合や相手に引いて守られて攻め手が制限されてる試合やチャンピオンズリーグのような一発勝負のリーグ戦とは異なる大一番の試合では見ていて9番の選手が必要だなと感じた。だからこそハーランド獲得は大きいし、理に適った補強であると考えた。ハーランドはペップの志向するサッカーに完璧に馴染んだため、怪我なく行くとプレミア3連覇や悲願のビッグイヤー獲得に近付くだろうと感じた。

スペインラリーガサンタンデールは開幕してレアルマドリードが絶好調である。去年カルロアンチェロッティ監督が電撃的に戻ってきて、見事に立て直しに成功し、ラリーガ制覇に加えて、チャンピオンズリーグ制覇までも達成したため、これは見ていてとにかく凄かったと同時に驚きました。チャンピオンズリーグでの強さは圧倒的だと感じました。
そのレアルは何故優勝出来たのかというと自分はフランス代表で主将のカリムベンゼマの飛び抜けた決定力と世代交代の成功だと考えます。そのレアルは今季も開幕から絶好調で、見ていてとにかく攻守ともに安定していて見ていて面白いです。世代交代として大きかったのはモナコからアンカーのチュアメニ獲得だと感じました。チュアメニ獲得の大きな要因として攻撃の起点を作れるようになったことだと思いました。レアルもシティ同様に4-3-3を敷いているが、中盤の底のアンカーの選手には守備力は勿論のこと足元の技術が高くないと務まらない位置である。そのチュアメニは身体能力の高さに加え、足元の技術も高いため、まさにレアルが求めていた理想のアンカーだと思ったからです。そのチュアメニがすぐにレアルのサッカーに馴染めたことが大きいから開幕から盤石の戦いを出来ているんだろうと考えました。
レアルマドリードのライバルFCバルセロナは開幕引き分けに終わったが、そのあとは見事に連勝記録を更新していたがチャンピオンズリーグでの苦戦が響き、先週のライバルレアルとのエルクラシコでは敗れてしまった。バルサはシャビ監督になって思うのはクロス攻撃になっていることである。そのクロス攻撃や個の力に依存しないための打開策を見つけられることでかつてシャビ監督が現役時のようなポゼッションサッカーが出来ると感じました。去年のようにヨーロッパリーグを戦うバルセロナは見たくないです。

更に今の欧州サッカーを見ていて思うのは前より更に縦に早く足元が高く、身体能力が強くなり、プレスの素早さがあるところやポジションニングの重要性や個人個人の決まり事がちゃんと定められてると感じました。これを個人で実行し、選手監督が共有出来てないと勝てないんだと考えました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?