ルカクのインテル復帰について

チェルシーのベルギー代表FWロメルルカクが1年間の期限付き移籍でのセリエAインテルミラノへの移籍が決まった。彼は去年までインテルのエースとして、チームを11年振りのセリエA優勝に貢献した。ということで古巣復帰でもある。しかし、インテルは去年、深刻な財政難に陥っていたことから、ルカクを放出せざるを得なかった。そして、彼はイングランドプレミアリーグのチェルシーへと移籍が発表された。彼は以前、チェルシーにも在籍していたことから、こちらも古巣である。ルカクは去年の夏、移籍金9750万ポンド(日本円で約149億円)、背番号は9番でチェルシー復帰が決まった。元々、幼少期からチェルシーのファンであると公言していた。
以下の声明を発表した。
「長い旅だった。僕は、かつて『たくさんのことを学ぶべき子供』としてここに来た。今、僕は多くの経験を得て、より成熟した男として戻ってきた。ご存知のように、このクラブとの関係は自分にとって大きな意味があるんだ。子供の頃にチェルシーをサポートしていたし、今僕はここに戻ってきて、タイトルの獲得を助けるために頑張るよ。それは素晴らしい感覚だ。このチャンスは適切な時期に来たと思うよ。うまく行けば一緒に多くの成功を収められるはずだ。チェルシーを離れてから、長い旅だった。多くの浮き沈みがあった。しかしそれらは僕を強くしてくれた経験だった」
引用QOLYより

このように幼少期より憧れのクラブに戻れたことにルカク自身は喜びを感じている。それは勿論、サポーターからすれば、嬉しいことだろう。これは待望のチェルシーにとって久々のエースストライカー獲得でもあるからだ。しかし、今季21/22年の結果は26試合に出場し、8ゴールと復帰初年度の結果は金額に見合うものでは無かった。やはり、世界最高峰のリーグ、プレミアリーグ、そこは展開力の速さや、球際の強度の強さに慣れるのには時間がかかるため、理解は出来る。ただ、彼は元々はプレミアリーグでのプレー歴は長いため、擁護は出来ないだろう。
そして、彼を擁護するチェルシーサポーターはもういないと感じる。何故なら、プレー面でもそうだが、ピッチの外での発言が波紋を呼んだからだ。昨年12月、ルカクは無許可でイタリア版スカイスポーツのインタビューで、現監督トーマストゥヘルの戦術を批判する発言やインテルに戻りたいなど、あまりにも無責任な発言をしたからだ。憧れのチームに戻りながらもそのチームの指揮官を批判する発言はよろしくない。インテルに残ると言いながらチームを離れたり、僕は約束を守るなどと、チーム愛を強調しながら、クラブ関係者を裏切っていった。このことから、この選手を信じているサポーターはほとんどいないだろう。

このように、チーム愛を強調しながらも、すぐに移籍し、戻ってきても、またこのような発言をすることから、ルカクは以前以上の結果がインテリスタから求められる。どちらが正解だったかは、来季その答えが分かる。言えるのはとにかく信用出来ない選手だと分かった。

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