語学留学する前にやっておきたい・やっておいてよかったこと4つ
今回は語学留学を予定している人へ、留学に行く前にしておいてよかったことについて4つ書きたいと思います。主に英語を上達させるのに役立ったことです。
僕自身のオーストラリアでの語学留学の経験をもとにしているので、これから語学留学する人の参考になれば幸いです。
1. 発音の勉強をしておく
日本にいる間に発音を勉強・練習しておくと語学留学で得られるものが段違いに大きくなります。
なぜ先に発音の勉強をしておくべきかというと
- 発音が良くないと何を言っても通じないので練習にならない
- 留学してからだと間違った発音でも話さないといけないので矯正しにくい
- 発音の矯正をして使いこなせるようになるまでには1~2か月かかる
という理由があるからです。
僕がこれまでに会ってきた語学留学に来た日本人の人たちのほぼ全員が経験することが以下のような問題です。
- 発音が良くないせいで自分の英語が通じない
- 発音ができないので相手の英語を聞いても何を言っているのかわからない
- 発音ができないと自信をもって話せない
会話をしているときに相手に聞き返されると「えっ英語間違ってる?発音が悪かった?」と一瞬考えてしまいます。そしてこれが何度も続くと精神的にちょっとつらくなってきます。
こういったことは大抵の場合には発音のせいでおこります(ほとんどの人は簡単な会話をするのに十分な単語と文法を知ってる)。
残念ながらカタカナ発音やボディーランゲージではすぐに限界がきます。なのでしっかりと発音の矯正をしておきましょう。
逆に単語を1つ1つきれいに発音できるようにしておけば練習すればするほど英語力が伸びやすいです。流暢に話せる必要はなく、あくまで単語を伝えられれば意思疎通はできるし、リスニングがしやすくなる、英文をつくることに集中する、といった余裕が生まれます。
発音の勉強のしかたはブログのほうで書いたので興味があったら覗いてみてください。
2. 独学での勉強法を確立しておく
たとえ語学留学をしても並行して独学もしていかないと英語はなかなか伸びません。そこでどうやって独学していくかをあらかじめ考えておくことが重要になります。
留学をしてからどうやって勉強しようか考えていると、それ自体に時間を使ってしまい、挙句の果てにいろいろな勉強法に行ったり来たりしてしまい、せっかくの留学期間をムダにしたり学習効率が悪くなってしまいます。
- どの教材を使うか
- どの勉強にどのくらい時間をかけるか
- 勉強の順番はどうするか
語学学校ではグループならではの勉強が含まれているので、必ずしも独学に向いた勉強法を教えてもらえるわけではありません。独学でできないことを語学学校で学んでいくようにすれば学習効果を最大限高められます。
例えば
「単語は単語帳で勉強するのか、文法はどの参考書を使うのか、何を読んでリーディングの練習をするのか」
「毎日2時間は文法の勉強に当てるか、1日に1つは日記やエッセイでのライティングをするのか」
「先に得意な勉強から進めるのか、苦手なものを重点的に学ぶか、同時にバランスよく4技能を練習していくのか」
こういったことを留学してから考えているとかなり迷います。なぜかというと周りにも英語の勉強をしている人がたくさんいて、それぞれ違った勉強のしかたをしているので「自分もそのやり方のほうがいいんじゃないか」などと思ってしまうからです。
留学期間をムダにしないためにも自分が信じられる勉強法を探しておくことことをおすすめします。
恐縮ですが英語の勉強法についてもブログで書いています。
3. 段階的な目標を決めておく
勉強法と同じように大切なことは留学期間中の段階的な目標を決めておくことです。
いつまでにどのくらいの英語力を達成するという目標をもっていると、語学留学中に中だるみしたり緊張感を失いにくくなります。
たとえば半年間の留学をする予定なら、1か月ごとにどのくらいの英語力に到達したいかを考えましょう。まずは半年後の目標を決めてから逆算していくのがおすすめです。
目標はIELTSやTOEFLといった手使途のスコアでもいいし、語学学校のクラスを昇級だったり、レベル別の参考書や教材の理解度などでも良いと思います。
僕の場合はIELTSを段階的に何度も受けられるお金は残ってなかったので、これらを組み合わせて目標設定をしました。
- 語学学校卒業時には最低でもIELTS6.5を達成する
- その1か月前にはAdvancedクラスに入る
- その2か月前にはUpper Intermediateクラスに入る・文法の教材を終わらせる
- その2か月前にはIntermediateクラスに入る・イディオムの教材を終わらせる
など、他にもリスニングとかスピーキングでの目標なんかもありましたが、こういった具体的な目標を持つことで最終的な目標に近づいているかどうかがわかりやすくなります。
とくに段階的に測れる目標(点数、初中上級、Beginner-Advancedなど)だと自分の成長度合いが分かりやすく、もっと勉強していくべきか・勉強のしかたを修正するべきか・余裕があるので勉強以外のことももっとしてみるか、などの判断がしやすくなります。
そして自分の英語力の経過をみながら勉強内容や勉強のしかたを調整していくと、うまく自分の英語力の伸びをコントロールしていけるはずです。
4. 日本人とも英語で話すと決めておく
最後にちょっとストイックな考えですが、留学中は日本人とも英語で話すと心に決めておくといいです。
僕自身も実際にやってたんですが、そのおかげでかなり英語力が伸びたし、いろんな国からの人と仲良くなれて考え方や価値観に良い影響を与えることになりました。
語学学校に行くとだいたいのところには日本人がいて、日本人だとわかるとつい日本語で話してしまう、もしくはまわりの人たちが日本人同士をくっつけようとしてきます(よかれと思ってやってきます)。しかしやってみればわかりますが1度でも日本語で話してしまうともう英語では話せなくなります。なんというか英語で話すと気まずいというか変な感じがします。こうなるとどんどん日本語で話す機会が増えてきて英語の練習になりません。
なのでもう最初から相手が誰であろうと英語でしか話さないと決めておきましょう。相手が日本語で話してこようが、「この人も日本人だよ」と紹介されようが英語で話しましょう。英語を話しに来てるんだからそれでいいでしょう。
それにまわりに日本語がわからない人がいるのに日本語で話すと、その人たちをムシしてるのと同じようなものなので失礼だとも感じます。
こういうことをしていると確かに英語は伸びるんですが日本人の友達はあまりできません(泣)。だけど日本人の友達をつくるために留学しているわけではないと思うので、そこは割り切ってしまうほうが良いのではないかと思います。
せっかく留学するんだから日本語を使わないで英語だけで生活する、そのためには常に英語しか使わないというのが1番の方法だと思います。
僕自身、これに関して留学する前から決意しておいてよかったです。そうしなかったら日本人を紹介されたときや、日本語で話しかけられたときについ日本語で話してしまったでしょう。(そもそも自分の学力に期待してなかったので、そこまでストイックにならないとダメだと思ったのが理由です。)
ただ人によっては実際に留学してみて寂しかったり、ホームシックになったりすることもありえるのでムリは禁物です。実際にやってみて日本語を使わないとストレスがすごい、と感じたなら日本語を解禁してしまいましょう。
まとめ
以上、語学留学する前にやっておきたい・やっておいてよかったこととして、「発音の矯正」「独学での勉強法の確立」「段階的な目標決め」「日本人とも英語で話すという決意」の4つについて書きました。
これら以外にも銀行口座だとか保険だとか考えておかないといけないことはありますが、そのあたりは他のブロガーの方たちにお願いしたいと思います。
留学してから考えるのもいいですが、あらかじめ準備できることは準備しておけば留学期間を有効に使えるはずです:)
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