2023年夏、カナダ旅行 1

この夏、念願だったカナダ、トロントへの旅行を果たした。念願だったとはいえ、7年ぶりの再訪でもある。私たち家族は、2006年から2010年までの4年間、トロントに住んでいた。夏にダウンタウンのコンドミニアムを借り始め、2007年には娘が誕生。その後は、子育ての日々。その間、振り返ると素晴らしい環境、人々、土地との出逢いがあり、日本に戻ってからも2度カナダを訪れた。そして2017年から私たちは4年間、今度はアメリカ、カリフォルニアに住むことになったのだが、その2度目の北米居住中も一度はカナダを再訪したいと思っていた矢先、コロナ禍に突入したのだった。

今回の旅行のキーとなったのは、16歳になった娘が、高校卒業後の環境の一つとして、カナダの大学を考えたい、と言ってきたからだった。最近までカリフォルニアが恋しい、という話しか聞いていなかったので、カナダの大学、という話は驚いた。でもカナダ生まれの本人はその有利さを活かせるからいいなと思ったし、私自身、いくつかのアメリカの都市に比べるとカナダの環境の方が安全であるため、良いかなと思っている。しかし彼女は今、バスケットボール部の活動で最低週5日通っており、なかなか時間が取れない。娘が幼稚園時代、私もアルバイト時代は長めの夏休みをもらって数週間滞在できたのだが、今回はそうはいかない。自宅には犬もいる。旅の2ヶ月まえにようやく一週間休みが取れることがわかり、8月の初旬にカナダに渡ることとなった。犬は実家に預かることとなった。当初は、トロントとバンクーバーの2都市を回りたかったのだが、日本から香港経由のトロント行き航空券しか残っていなかったこと、そのため日程が非常にタイトだったためバンクーバー行きをあきらめた。その分、トロントとその近郊をたっぷり周ろうと、夫婦二人で国際免許証を2日前に取得し、レンタカーを借りた。

フライトは香港経由、キャセイ。一人で席を予約してしまったのも悪かったが、自分の体調も良くなく、そして機内の環境つまりトイレが汚く、飛行機の揺れに耐えられない近隣の方の体調不良などもあり、きつめの香港フライトだった。香港の空港では綺麗なお手洗いや席、香港ミルクティーを飲んで少し改善され、またトロントフライトは娘と隣席にしてもらったため、だいぶ改善された。7年ぶりのトロントについた時は娘は帰省だわぁと言っていたのが印象的だった。

宿については、トロント国際空港近郊、ミシサガのホテルに二泊、3日目はアルゴンキンにあるエアビーアンドビーの小屋を目指すも、そこの環境を伝えると(湖の横、トイレは外、シャワーなし)娘はシャワーがないのが嫌と言い、道中立ち寄って遊ばせてもらったJさん宅に泊まり、アルゴンキンの小屋へは夫婦二人で。4日目はトロントダウンタウン、5日目はナイアガラ近郊の街のエアビー、6日目、7日目はトロントダウンタウン。宿の取り方は私たちのやりかたではいつも通り、夫がその日その時になんとなく決めていくので、大体前日や2日前に予約して取った。このやり方はレンタカーがあったからできることで、都会の自力で周れない環境での宿探しはより高額になっていたと思う。

物価の高騰と、トロントダウンタウンの高層ビル密集化、円安が今回大きな変化で驚かされた。そしていくつかの大学キャンパスツアーに参加していく。2へ続く