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絶対に役立つ「コミックボンボン」の話

コロコロ読んでましたか?


私はボンボン派でした

そのせいで性癖が歪んだんだと思います。

(私の中で)伝説の児童漫画雑誌「ボンボン」

幼少期に読んでいた漫画雑誌で「コロコロコミック」を挙げる人は多いですね


しかし私は「コミックボンボン」を読んでいました


幼稚園児ながらに「コロコロコミック?ミニ四駆とかビーダマンとかのタイアップで子供を釣ろうとする精神が気に入らない」


などとヒネたスピリッツで「自分はボンボンを読んでいる」という姿勢に誇りを持っていました


しかし2007年に惜しくも廃刊。

コロコロには勝てなかった


今回はそんなボンボンの思ひ出を書いていこうとおもいます。

エロ


ボンボンってエロかったんですよなんかね。

江戸川探偵組とかも普通に乳首描いてたし


メダロッターりんたろう!も、なんか女の子がエロい。。。


ボンボンの話になると必ず話題に挙がる名作「王ドロボウジン」もちょいちょい女の子の裸描いてました


まずはそんなボンボンのエロ要素から。


ボンボンは児童向け漫画誌にしては妙にギャグのネタがブラックだったり、ハードな描写があったりエロ描写が目立ちました


ボンボンのエロスといえばまずは帯ひろ志先生の「がんばれゴエモン」シリーズのヤエちゃんでしょうか


ゴエモンのヤエちゃん知らない人は勝手にググってね


漫画版のヤエちゃんは網タイ&ミニスカと、そのコスチュームからして児童の股間を狙い撃ちしてやろう。という魂胆が見え見えです。


そして当然のように頻繁に描かれるヤエちゃんのヌード。


帯ひろ志先生は「ゴエモン」意外にもボンボンにて児童の股間を狙い撃ちする作品を他にも描いていましたが

2014年に亡くなられています。
帯ひろ志先生の名前は当時ボンボンを読んでいた読者にはかなり馴染み深い方でした

御冥福をお祈りします


まだまだボンボンエロス続きます


冒頭で挙げた「メダロッターりんたろう!」

皆ご存知メダロットシリーズ


メダロットはボンボン発祥のコンテンツとしては一番成功したものではないでしょうか??

ゲームに始まり、アニメ化、ホビー化など。

クロスハンター?最強のRPG?知らんな。


そんなメダロットの外伝的作品としてスタートした藤岡建機先生の「メダロッターりんたろう!」

本家とは違い角ばったメカメカしいフォルムのメダロット、本家が哲学的・道徳的な描写もある静かなストーリーに対して、いかにも少年漫画!!という感じのノリと熱血重視のストーリー、そしてアニメ映えしそうなキャラクター。


外伝的作品にもかかわらず独自の雰囲気で人気を獲得していたメダロッターりんたろう


しかし「メダロッターりんたろう」が人気だったのはメダロットのデザイン、キャラクター、わかりやすいストーリー。。。それだけでしょうか?


何が言いたいのかもうおわかりですね?


エロかったんです。


メダロッターりんたろうの画風はリアル路線ではなくゴリッゴリの漫画調。


なのでキャラクターもどこか小柄な感じ。


しかし


大きいんですよね。


何が、とは言いませんが

その絶妙なアンバランスからくるトランジスタグラマーが持つエロスがこの作品には溢れていました。


あと、全体的にどのキャラもノーブr


メダロッターりんたろうは少年漫画のわかりやすいノリと、これまた児童の股間をピンポイント爆撃する作品でした

もう一つ。


ボンボンに於いてそんなにビッグなタイトルではないんですが


ビストロレシピ


この作品にもワンシーンのみエロスがありました


もう一度言います

ワンシーンのみ。です。


20年近く昔の作品の、しかもその中でワンシーンしかないエロ描写を覚えているのです

これが、ボンボン読者です


話を戻すとこの「ビストロレシピ」という作品、もともとはゲームボーイのタイトルで


わかりやすく説明すると「料理をモンスター化してバトルする」というものです


あの頃よく乱発されていた「ポケモン」系統のパクr


そもそもビストロレシピという作品自体、ボンボン内でもかなりピックアップされていたタイトルでした

そしてそんなビストロレシピをボンボンでコミカライズ


普通に面白い作品でした


ビストロレシピの漫画版の終盤、ナツメというキャラクターが出るんですが


主人公と、そのナツメというキャラクターが料理対決をします


その素材を集めるために「ナットゥカリー」というカレーのモンスターの元へ足を運ぶんですが

ナットゥカリーは名前の通り「納豆カレー」


ネバネバしてます

もうわかりますね?

ナツメがナットゥカリーのネバネバでヌルヌルになります

ビストロレシピ全体を通して唯一のエロスなシーンでしたが妙に記憶に残っています

もう一度言いますが

20年前の漫画のワンシーンです

他にも


ロボットポンコッツとかガッパドンパとか、挙げれば色々ありますが


エロはこの辺で。

余談ですが、タモリはタル先生の読み切りみたいなので「AVの借り方講座」みたいな漫画載ってましたね。さすがボンボン、攻めの姿勢を崩しません。

漫画としてのクオリティ


ボンボンはエロスだけではなく連載作も今思えばかなりクオリティ高かったと思います


ボンボンの話をすると大体挙がるタイトルが

・王ドロボウジン
・デビルチルドレン
・ロックマンX
・サイボーグクロちゃん

あたりかな??


クロちゃんは児童向けの絵柄ですが

上三作に関しては児童誌にしては異様に高い画力の作品なんですよね。


特にデビルチルドレンはそのハードな作風から「児童誌のベルセルク」なんて異名があったらしい


デビチルとかジンに関してはほぼほぼ出る話なので


それ以外の個人的に好きだった作品

海の大陸NOA、おきらく忍伝ハンゾーとか、その辺を話したい


海の大陸NOAは多分、「魔法陣グルグル」とかが好きな人は好きな作品。


十数話掲載されたのち、作者の体調不良で休載になり数ヶ月後に連載再開


………となるはずがいつのまにかそのままフェードアウトし、掲載誌であるボンボンも廃刊


続きは絶望的かと思われていたところ連載停止から7年後にウェブ連載で完結。

この漫画、絵柄はややキラキラして女性作家っぽい絵柄ながら幼稚園〜小学校低学年にはややわかりづらいボケを投入しまくっている漫画で


めちゃくちゃ好みでした


今連載されても人気でそう。


詳しい内容や連載の経緯はWikipediaとかで見てみてね。

そして、おきらく忍伝ハンゾー


これ、マジで面白かった


ジンとかデビチルはボンボントークでの鉄板ではあるんですが


ハンゾーはマジで面白かった。

ギャグあり、バトルあり、シリアスあり、そして少しのお色気(またかよ)あり

絵も見やすく、いろんな意味でバランスの取れた高水準な作品でした

ボンボンの作品って「漫画」として見たときに作品としての水準が高かったように思います


クロスハンター?知らんよ。


ボンボン餓狼?いい着眼点だわねぇ

そんなもんはなぁ………自分の手で調べんかい!
(↑と、英語で書いてある)

ボンボン餓狼とかクロスハンターとかは下手に触れるべきものではないので各々注意して"激読"してください


コミックボンボンとは


ボンボン………


コロコロには正直発行部数では勝てなかったことは素直に受け止めるしかないと思います。


しかしボンボンには、コロコロにはない「ディープさ」があふれていました


コロコロといえば、ポケモン、ベイブレード、ミニ四駆、ビーダマン、カスタムロボ、ゾイド、デュエルマスターズ、カービィ、マリオ、ロックマンEXE、おはスタなどなど

タイアップして成功したものばかりです


かたやボンボンは、ビストロレシピ、デレファング、モバイルレーサー、VERSX、ロボポン、アニマスター、ミカヅキ、クラッシュギア、すげゴマ、クロスハンター(またかよ)、などなど

成功したとは言い難いタイアップも多いです


もちろん、ロックマンX、ガンダムシリーズ(特にSDガンダム)、デビチル、ビーストウォーズ、貝獣物語シリーズ、メダロットなど成功したものもありますが


ボンボン発祥のホビーはあんま流行らなかった………


しかしボンボンを読んでいなければ私はきっとPSソフトの「武蔵伝」とも出会っていなかった
(ボンボンで武蔵伝の特集ページが組まれており、それが武蔵伝との出会い)


幼心にボンボンはいろんなことを教えてくれました


そんなボンボンが廃刊になったことを知った時はとても悲しかったです。


ボンボンの魅力はまだまだありますが、この辺にしときます


ボンボン読者は分かると思いますが、ボンボンの話がもっとも盛り上がるのは

「ボンボンを読んでいた者が集まって過去の作品の話をする時」


なのです。


もう大人になってしまいましたが、是非、かつてのボンボン読者と、クロちゃんやウル忍、海の大陸NOA、プラモウォーズ、ガンプラ甲子園、漫画版学校の怪談、冬凪れく作品、闘神デビルマン、DANDANだんく、ニセモンとかそのあたりの話がしたいものです


へろへろくんに一切触れてませんが有名すぎるので敢えて触れてません


へろへろくんに関しては本編よりも番外編的な「へろう伝」や、「へろへろな狼たち」、「へロボットX」あたりの話がしたいですね

絶対魔拳法とかの。

ボンボンと同じくファミ通ブロスについても語りたいのでいずれ書きます。


それではごきげんよう。

ちなみに幼少期にボンボンを読んでいた人間は大きくなってから高確率で

オタクになるらしいです。


ではまた
(↑と英語で書いてある)
by怒れ人

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