ショッピング体験を進化させる新サービス『クポポ』リリース!
ご無沙汰しております!
noteの更新が約半年ぶりになります。今取り組んでいる事業のプロダクトをリリースしましたので、今までの経緯と共にこちらでご報告をします。
一番伝えたいこと
クポポというサービスをやっています!
設定をしておくだけでクーポンコードが表示されておトクにオンラインで買い物ができるアプリです!
無料ですので是非アプリのダウンロードしてみてください(iPhoneのみ)。
サービスページはこちら。
今までの経緯
以前投稿した事業についての記事から簡単に下記のアップデートがあります。
会社登記:エイジラボ株式会社
新規事業開発
相続事業(howtoチャットボット・戸籍謄本自動読み込み)(打ち切り)
老後の資産形成に特化したパーソナルファイナンスサービス(打ち切り)
受託開発・営業委託
HP作成、システム開発、M&A営業
自社EC運営
起業の一番の目的である新規事業開発はプロダクト開発をする前に打ち切りとなり、少々辛かったですが、今は新しい事業(クポポ)へと進んでいます。
また、特に最後の事業検証であるパーソナルファイナンスサービスでは、顧客となり得る40代以上の方とお話を良くしたのですが、大きな学びがあるので下記に共有します。
(他にも学びはあるのですが、ここでは一つだけ共有します)
学び:『個人のお金の悩みは目の前の支出を減らす&収入を増やす』
何を当然のことを言っているの??と思う方もいると思いますが、これは当初想定していた課題仮説とは違うものでした。違うというのは、「目の前のお金」の課題がほかのものと比べてより深いということです。
サービス検証中はずっと"課題"の深堀をしていました。サービスを使ってもらうためには課題の解決が必要不可欠だからです。課題とは具体的に、〇〇は◇◇に困っていて、今△△の行動をしているが、それにはコスト(時間・お金)を払っていると言えるようなものです。
パーソナルファイナンスサービスの検証では、人生100年時代や老後2,000万問題といった言葉が叫ばれて久しい中、「老後資金に対して強い不安を抱えているが何をしたらいいのか分からない」という課題の仮説を立てていました。
米国のPersonal Capitalというサービスを参考にしつつ、ユーザーとなり得る人たちに仮説が正しいのか、何にコストを払っているのか、サービスに求められるものは何か、を検証するためインタビューをしてきました。インタビューを通して分かったことは、『そんな将来のことを考えても、そこに行動に移すような大きな課題は無い』ということです。
老後の悲惨な家計状態(誇張して言ってます)を見せたところで、じゃあ今から支出を抑えるとか、転職活動や副業を収入を増やすとか、資産運用を始めるとか、副業するとか、将来の課題を解決するような行動は、決意をする(「~をしてみたい」、「~をやらないといけない」と口に出して言う)だけで、実際に自発的に行動を起こす深い課題として顕在化しているものではなかったです(※1)。
(これはあくまで一般論です。将来のお金について課題を持ち実際に行動をしている人は多くおりますが(※2)、現状のソリューションがどうしても不便で/コスト高く、どうにかして解決したい深い課題を相応の人数を持ってるか、というとそうではないかと思います。)
そういった将来のお金より、『今、目の前のお金の課題』の方がより深いと感じました。例えば、スーパーに買い物をするとき、数十円安いから、10-20分かけて、遠くのスーパーに行くといった行動です。
そのような目の前の収入を増やすor支出を減らすことが、個人のより深いお金の課題で、欲しているサービスの基になると考えました。
※1 目の前のお金の課題の方が深いのは当然だと思います。長期的なものより短期的なものが想像がしやすく、その喜び・楽しみ・痛みは鋭いからです。それが良い/悪いというのではないです。老後の資産形成の課題をそういった目の前の課題を解決した先に、サービスの設計、システム化によって、解決ができるものだと考えています。
※2 そもそも老後の資産形成を案じ行動している人は私たちが本当にサービスを届け救いたい人なのか?と言われると少しずれているのかなと思います。別に彼・彼女らは富裕層というわけではないですが、その意識・行動をしているだけで、既に前に進んでいると人だとと思います。また、「貯蓄から投資へ」、「老後2,000万問題」と政府が掲げ、国として推し進めてはおりますが、そういった人たちはまだまだ少数であると実感しています。
新事業について
今までの事業検証を経て、より目の前のお金に関する課題を解決するようなものを考えて、開発しているのがクポポです。
サービス概要
一言で、クーポンコードを自動で入力するツールです。クーポンコードとはネットショッピングで商品を決済する前に入力項目のある割引が適用されるコードです。そのクーポンコードをクポポは自動で入力します(α版ではポップアップでクーポンコードを自動表示します)。
このクーポンコードを使えば、ユーザーはおトクにネットショッピングをすることができます。
解決する課題
クーポンコードを探したことはありませんか?私はよくあります。というより、オンラインショッピングをしていて、クーポンコードの入力欄を見つけた瞬間に必ず探します。
これはより安く商品を購入するため当然の行為かと個人的に思っています。
クーポンコードを探す方法は対象のECサイトを探したり、Google・SNS検索、等々ですが、いずれにせよ時間がかかり面倒くさいです。
私以外にもクーポンコードを探す人はもちろん多くおり、実際にインタビューしてみると、下記のようなことも聞けています。
・1時間程度かけて500円のクーポンを探した
・購入前にクーポンコードを探し過ぎて、結局疲れて購入を断念した
・紹介コードを知っている人がいるかどうか、友人に聞いたり、SNSで第三者に発信して探した(紹介コードは経済的メリットが生じるので、クーポンコードと似ています)
上記のように、クーポンコードという購入前の最後の割引に対して、コストをかけて行動を起こしており、果てにはそのコストのせいで購入を断念している人がいるという現状があります。
事業者から見たサービス
このクーポンコードを自動入力するサービスは事業者にどのような影響があるのでしょうか。
簡潔に言えば、売上・利益の向上が見込まれます。
事業者は新規顧客獲得やリピーター獲得のために、限定的にメルマガや公式LINE、公式HP上、紙の雑誌等でクーポンを配布しているかと思います。
これだけでもちろん効果はありますが、適時・適切にクーポンを表示させることが重要です。適時・適切というのは、
適時:商品を購入したいと考え、調べ、購入を迷っている顧客の最後の背中を押す場面
適切:楽しさ・驚き、お得感を感じるような方法
といったような具合です。
カゴ落ち率が70%と言われている現状、クーポンコードの自動入力はソリューションとなっているデータがあります(CVR167%、顧客当たり単価16%上昇等)。
なにより顧客は上述した課題を抱えているので、その課題を解決することがストレートにCVRの上昇につながっています。
参考にしているサービス
米国のHoneyやCheckoutというサービスです。どちらも広く一般に受け入れらているサービスとなっています。
サービス内容としては、クーポンコードの自動入力だけではないのですが、いずれにせよオンラインショッピングに欠かせないサービスとなっています。
サービスが広がる先にどのような未来があるか
個人が最適な価格に簡単に辿り着き、便利に楽しく支出の活動ができる未来です。そして、支出から収入・貯蓄・運用へとサービスの価値を拡げていきたいと思います。これはクーポンコードのみのサービスだけでなく、より多くの機能・サービスをアドオンすることにより達成をができていくと思います。
ミッション
改めて会社のミッションを示します。
『お金の悩みを解決して社会全体を豊かにする』です。
これは、起業前から私自身の目標として公言していたものです。
その背景は私自身の原体験に基づいたものですが、話すと長くなるので割愛します。
顧客(個人・企業)の悩みを解決して、無くてはならないサービスを作っていきたいと思います。
今後やっていくこと
愚直にサービスと向き合って、何よりもユーザーに価値を届けたいと思います。UI・UX含め、サービスの質はまだまだなので、まずはできるところから改善をしていきます。
御礼・お願い
クーポンコードの事業は、多くの人のインタビューやVC・事業家の皆様のご意見によって前に進めることができています。ありがとうございます。
また、サービスに興味ある方、何でも構いませんのでご連絡(TwitterDM, 会社問い合わせ)をお待ちしております。「こんなサービスが欲しい」でも嬉しいです!
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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