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JR関西本線の在り方と見方

愛知県名古屋から大阪府のJR難波までの5府県を跨ぐJR関西本線総延長174.9kmと、かつての主要路線で貨物や急行列車が走り昔は奈良>名古屋や紀勢本線と参宮線を経由の鳥羽行き列車までもがあった。

しかし現在はJR難波<>加茂は大阪圏で1988年の加茂までの電化により大阪方面の直通電車があり亀山<>名古屋は名古屋圏になり普通電車中心に走っている。特に名古屋<>川原田は特急南紀や快速みえなどの優等列車の他名古屋<>四日市は貨物も行き来している。

ここで取り残された加茂<>亀山で非電化区間でありローカル線でもある。2006年3月まで奈良<>名古屋まで急行かすがも走っていたが今は普通列車しかない。この区間3分の2が三重県にあり三重県で唯一のJR西日本路線であり観光地の笠置や伊賀上野もある。2017年まで阪神地域の小学校修学旅行の団体列車でキハ181で奈良>伊勢市まで走っていて自分も撮りに行った。
ここで問題なのが年間14.6億の赤字を抱えてあることが昨年JR西日本が発表したことであった。しかし、沿線自治体の京都府木津川市・相楽郡笠置町・南山城村・三重県伊賀市・亀山市も廃止だけが免れたい一身でもあり数年前までは、この区間を第三セクター化の話があったのだが京都府にはKTR北近畿タンゴ鉄道(現在はWILLER TRAINSが受け持ちで京都丹後鉄道に変わり近鉄や阪急電鉄と同様の私鉄扱いになっている)三重県には伊勢鉄道とそれぞれ第三セクター鉄道を持っており地域の負担は更なる大きなものなるので噂程度に終わった。

沿線地域は加茂<>亀山の電化を数十年前から嘆願しているが加茂<>笠置間の木津川沿いを崖っぷちのような区間や柘植<>加太の山岳区間は工事ができるのか?無理っぽいモノである。ならばと思い伊賀上野<>柘植の部分電化による草津線直通を実現して直通の草津線経由の京都や大阪方面の直通電車の構想があるが実現するのか?疑問視する声もある。

自分的には廃止は沿線の通勤・通学がかなり不便なものなるし、それに代わるバスはどこにあるのか?三重交通が担ってくれるのか?一旦、廃止した奈良交通(1995年ごろまで近鉄山田川から国道163号線経由で伊賀鉄道上野市駅までのバスがあった)が復活するのか?なんとかしてまでも廃止だけ避けてほしい願うし奈良から関西本線>紀勢本線>参宮線と伊勢方面の観光列車は、できないモノか?考えるがJR2社を跨いでの運行は難しい。

色々と赤字脱却するのは課題山積である。

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