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5月後半・6月初めのアンビグラム

前書き

こんにちは、タコぬです。
5月もとうとう終わりということで、前回の記事(5月23日)から6月6日までに
Twitter(@TAKONU_ma)に投稿したアンビグラムを備考・反省と共にまとめます。

いつもはあっという間に感じる1か月ですが、5月はとても長く感じましたね…。
と言うのも、ほぼ毎日アンビグラムを作っていたからですね!
Twitterには1日2枚ペースで投稿していますが、実は裏でもっと作っておりまして、未投稿の画像・ボツ作品が山ほどあります。
病的に作り続けている気がしますね、、、
私が投稿しすぎて鬱陶しく感じている方もいるかもしれません。
しかし「質より量」という訳ではなく、夫々拘りを持って描いたつもりです。
今回は投稿した物に加え、今までのボツも全てまとめて一気に反省してやろうと思います。

何故微妙に6月まで入っている激キショな区切り方をするのかと言うと、「note記入時には既にTwitterで公開されているのに、反省が次のまとめ時まで引き伸ばされている制作物」があるのが気にくわないからです。
リンクは投稿日順です。



5月投稿

5/23「感激」(180°回転型)
Σさんのnote記事に❤を押させてもらった際、「ありがとうございます」と言うクールなアンビグラムが表示され驚きまして、私も何か作ってやろうと思った次第です。
対応は少々強引ですが、十分読めると思っています。

5/24「破線」(180°回転型)
「皮」と「糸」が上手く対応しそうだったので二字熟語を探し、「破線」です。
「石」の上部と「水」の対応はかなり悩みました。「水」に少しでも寄せようとすると「破」の可読性が下がるので、「水」としっかり書くことは諦めました。もっと上手くできた気がします…。
「白」と「口」の対応には文字通り破線を取り入れました。小癪ですね。

5/25「片方」(振動型、鏡像型(左右)、鏡像型(上下)、180°回転型、90°旋回型、交換型、図地反転型)
「片方」と言う文字は割とどんな方法でもアンビグラムにできると思いつきました。
図地反転型、交換型アンビグラムの作成は初めての試みです。
図地反転型の、「片」の下半分を「方」の上側として利用する仕組みは良い思い付きかもしれませんが、単純な「図地反転型」の定義に当てはまっているか少し不安です。

5/25「最適解」(鏡像型)
動画の音声編集中に「最適解が何なのか分からない」と悩んでおりまして、現実逃避の為に作った「最適解」です。
「可読に重要な線を色の濃さで分類する」というアイデアを試してみました。そのチョイスが可読性に影響を与えたかは正直分かりませんが、少なくともオシャレな見た目にはなりましたね。
投稿後、何かの拍子にアンビグラム界の外に飛び出してしまったようで。なんと9万回も表示されています。
アンビグラムを知らない層から「読めた」「ここが読めなかった」という意見を沢山頂けまして、非常に有難かったです。自分だけではこういった改善点になかなか気づけませんからね…。
一度丸ペンで線を引いたのちに角を四角く直すことで作ったのですが、「冂」の角が丸いまま公開してしまっているのが若干心残りです。気を付けたい。

5/26「G1が近いよ」(180°回転型)
日曜日恒例(?)園田智代子シリーズですね。「園田智代子競馬bot」さんから着想を得ています。
「近」を180°対応させた時に生じる線の余りを、「が」の点と対応させています。
後書き、反省として書ける事は本当にその程度しかありません。
ある程度粗雑に作っても可読性を維持できるということは、成長しているという事でしょうか…?分かりません。手癖です。

5/26「半身不随」(180°回転型)
ア局毎週お題「半」にて制作しました。「半」と「不」を対応させつつ余った線を「随」に利用するためこのような文字配列になっています。
曲線のデザイン・同じ傾きの斜線で統一感を出したこと、全文字自然に読めるよう文字の大きさ・幅を調整したことが拘りです。
しかし「半身不随」という文字列のアンビグラム適性の高さは上手く表現できていない気がします。もう少し読みやすい線、見やすい配色に出来たと思っています。

5/27「半生」(180°回転型)
同じくア局毎週お題から。
「半」という文字の横線2本、斜め線を他の字と共有させられないかと思い作りました。
同じ太さの線だけでロゴデザイン的なシンプルな見た目にしようと思ったのですが。シンプルな見た目にすればするほど、両文字で共有できない線が目立ってしまい可読性が下がると思います。その場合線の太さなどで対処できますが、私はこれをしなかったので「言われたら読める」程度の可読性しか残せませんでした。
あと一手間加えられたらな、と反省しています。

5/28「遠近感」(180°回転型)
前述の「G1が近いよ」にて「近」の180°回転への適応力に気が付きまして、「近」を中心に置いた単語で真面目に作ってみようと考えました。
「遠近感」という熟語の通り立体文字を使おうと思いつき、遠近感による線の傾きを上手いこと対応に利用できないか考えました。
「両文字に対応しない線」を線の伸びる方向を変えることで区別させ、立体を利用した対応を上手く作れたと思います。
立体文字のアンビグラムには何か感じる物があります。
尚この熟語・対応解釈には先行作品があったようでして、素晴らしい作品ですので紹介させていただきます。(https://x.com/912_sigma/status/1531542504021311489)

5/28「直方」
前述の「遠近感」を作成中、立体文字を利用しもっとできることがあるのではないかと思い作成に至りました。
立体文字をシルエットにすると、その形状でまた新しい文字を表現できる気がしまして、複雑な文字と単純な文字の対応に使おうとしました。
しかし「直」は「方」の為にかなり形を変えていて、実際面白みはあまり無いんじゃあないでしょうか。もう少し良い熟語で作ればよかったと思います。
正直アンビグラムの定義には当てはまらないと思っています。

5/28「別の階」(180°回転型)
「別」と「階」の対応を形にするために制作しました。
「階」の省ける場所はなるべく省き、「別」の密度に近づけました。
漢字の可読性を残したままいかに略せるかに興味があります。

5/29「伊地知虹夏生誕祭2024」(180°回転型)
五月後半には「ぼっち・ざ・ろっく!」伊地知虹夏ちゃんの誕生日がありましたね!
アンビグラムに不向きな文字列を無理やりアンビグラムにするにあたって、
まず印象的なパーツである「目」を回転対称の中心に置き、似た形である「工」と「生」を対応させました。
「夏」の下部と「言」の上部で同じ線を共有したりするなどして密度差をなるべく解決させましたが、「地」と「祭2」など若干無理やりな場所もあります。
もっと美しく見せられるように精進します…。

5/30「教会旋法」(180°回転型)
音楽理論用語です。響きがカッコイイ熟語はカッコイイのでアンビグラムにしたくなりますね!
文字の大きさや統一感に気を付けて、斜線は同じ傾きに・横線は一直線上になるよう頑張りました。
斜体にするとメリハリがついて読みやすくなる…気がしますね。
色を塗り分けると一気に見やすくなりますが、これはアンビグラムとしてズルなのかズルじゃないのか不安です。

5/30「細分化」(鏡像型)
ア局での通話中、どなたかが「細分化」と口にし、アンビグラムに出来そうだと気づいたため制作しました。
鏡像型だと「糸」「化」がなかなか嚙み合わず試行錯誤しました。
これが最適解だったかどうかは分かりませんが、今の私ではこれ以上良い案を出せそうにありませんでした。
ア局の「みんなならどう描く?」チャンネルで質問すればよかったと思いますね…。
気軽に他人の力を借りれる素晴らしい場所があるのに使わないのは勿体ないです…。

5/30「流行語」(45°回転重畳型)
ア局毎週お題「行」にて制作しました。
「行」という文字が45°回転重畳型で表現できそうな見た目をしていたため、「行」を中心点とし「流行語」です。
始めて45°旋回型に挑戦しましたが、本当に頭を使いますね…。
これを当たり前のように使いこなせている先人達は凄すぎます…。
どこがどこと対応するかは思い描けても、形にするのが難しく何十分も紙の前で悩んでいました。
楷書体や明朝体風のデザインで、なんとか読めるところまで持って行けたのかなと思います。
明確な失敗として、清書時に仮で使っていた灰色を濃い色に塗り直すのを忘れたまま公開してしまいました。
良くないですね…。気を付けます。

5/31「ヒカマニ語録」(180°回転型)
下品なワードが揃うネットミーム「ヒカマニ語録」ですが、この6文字だけ見ればかなり語呂が良く思いますね。
カタカナと漢字ということで「姫森ルーナ型」で作ってみました。
作るまで分かりませんでしたが、密度差を解決してくれる上、はちゃめちゃに読みやすくなるので素晴らしい型でしたね。
パッと見て読める程度には可読性が在ると思います。
やはり「アンビグラム向きの単語」はどこにでも存在しているようです…。

5/31「別枠」(180°回転型)
ア局での通話中袋文字の話題が出てきたので、袋文字を利用できそうな「別枠」で見た目をテストしました。
縦線が太く横線が細い明朝体のデザインは袋文字と相性が良い、と勝手に思い込んでいます。
ここでは「口」と「十」が袋文字による対応をし、それ以外の太線は薄く色を付けることで袋文字との違いを出そうと試みました。
「口」らしさを出そうと太線の幅を広げると「十」が読めなくなる、袋文字とは二律背反ですね…。


6月投稿

6/1「伊地知虹夏」(90°回転重畳型)
一見どういう対応か分かりづらいですが、実は赤い背景の文字を反時計回りに90°回すと黄色の背景の文字と一致するシンプルな回転重畳型です。
何か新しいことはできないかと考えていた時、この配列を思いつきまして。
この配列で作成可能なワードを探していたら、今まで何度も対応解釈に苦しみ作成を断念してきた「伊地知虹夏」がこれになんとも適していたんですね!
文字組みから考えねば思いつけない対応解釈があると、Σさんこちらの記事で知りましたが、その通りだと実感しましたね…。

6/1「絵画教室」(180°回転型・環状配置)
みんビグラムですね!
「画」と「室」、「絵」と「教」がまさかアンビグラム適性高めの文字だったとは…。
この対応解釈が可能だったのか!と思い知らせてくれるみんビグラムのお題も凄いですが、その想像を越えた解釈を見せつけてくれる皆さん方も恐ろしく凄いです。無限に学べちゃいますね…。
私はと言うと、文字配置を中央に寄せ、線を複数の字で共有するリガチャ形式で制作してみました。ウかんむりの点や「土」の縦線など、線が余ってしまう問題をこれで解決しようとしたわけですね。
結果線を余らせずに全文字を表現出来ましたので私は満足です。

6/2「平行植物」(180°回転型)
ア局毎週お題「行」です。
実はア局でこのお題が出る以前に既にラフは完成していて、偶然「行」がお題として発表されたので清書して投稿しました。
「平行植物」はレオ・レオニの著書であり、独特な見た目をした架空の植物群です。
複雑な文字組みと陰影のある線で平行植物っぽさを出そうと試みました。

6/2「安田記念」(180°回転型)
当日の競馬界はG1レース・安田記念で盛り上がっていました。私は競馬もそれなりに好きです。
明朝体と鉛筆デッサン風のデザインで清書しましたが、思ったよりカッコが良くて気に入っています。
そもそものワードのアンビグラム適性が高いとデザインの幅が効くので良いですね。

6/3「流行」/「拡散」(180°回転型)
ア局毎週お題「行」です。
これもまた毎週お題と関係なく思いつきましたが、「行」というお題が出た以上載せないと気が済みませんでした。
ア局の「可読性チェック」でご意見を頂き、読みやすさを改善できました。
本当にありがたい場所です…。
両文字で共通しない線は蛍光ペン風の赤線で表現しました。

6/3「居る」(180°回転型)
「る転」と言うらしいですね。
「居」と「る」は共通部位が多かったので大胆に太い線で描きました。
太い線で描きつつも、共通しない線は細くすることを意識しました。

6/4「行動領域」(180°回転型)
ア局毎週お題「行」です。作りすぎています。
「行」をひっくり返したら「域」と言う字と似ていたので「行動領域」です。
縦書きにすることで「行」と対応しない「域」の線を「動」に回すまでは良かったんですが、「力」と「令」を一体化させるのがかなり難しかったです。「令」の旧字を調べるなどした結果、このような形になりました。

6/4「みんビグラム」(180°回転型)
みんビグラムですが、みんビグラムではないです。
これを使いア局で一発ボケてやろうと思いましたが、私にユーモアは無いのでやめました。
ひらがな・カタカナのような単純な文字の場合、濁点を対応先でも濁点として使えるのは非常にありがたいですね。
「平行植物」制作時に、文字の回りに囲いがあるとメリハリが付くと分かったので実践しています。

6/5「謹慎」(鏡像型)
ア局「しりとり」に投稿するため作りましたが、投稿直前に普通に「ん」だと気が付きました。
線画で頑張って対応を形作る以外の最適解を見つけられた気がします。

6/5「ヤツメ穴」(180°回転型)
5月前半に作った物です。
「穴」を読ませるため多少頑張った記憶があります。
ドット絵での制作はやはり難しい…。

6/6「人間界」(180°回転型)
ア局毎週お題「間」にて制作しました。
門構えの漢字は左右に分かれた形でも上下に分かれた形でも無いので、悩んだ結果、「日」を中心にした縦書きで作れば綺麗に見せられると思いつきました。「人間界」は「門」上部と「田」が綺麗に噛み合うためその点最適だったわけですね。
悩んだのが「人」と「介」で、密度的には合致していますが両方の可読性を維持する方法がなかなか思いつけませんでした。
結果的に「介」を丸く崩したような形になりましたが、明朝体の四角さと対比になっていい感じなのかなと思っています。


今までのボツに対する反省

5/12「計画性」(180°回転型)
線が繋がっているか繋がっていないか不明瞭にさせたいとき、こういったデザインが可能なのではないかと思い作りました。
既出の対応解釈だったのと、デザインがなんとなく癪に障るのでボツにしました。
計画性が無いですね…。

5/12「界隈曲」(180°回転型)
「隈」が読みにくいのでボツにしました。ドット絵は手段が制限されるので難しいですね…。
関係ない話です。アンビグラム界隈にはDTM趣味のある方が一部いますが、
その中でも「界隈」系の音楽を好き好む方が一定数いる気がしますね…。
私もそれが好きな人間ですが、アンビグラム界に足を踏み入れてみれば、界隈曲の界隈で見たことのある方々がいて驚きました。
同じような趣味嗜好を持つ人々は同じ場所に流れ着くのかもしれない、と考えていました。

5/12「クロマグロがとんでくる」(180°回転型)
「タワマン」がよぎるのでボツです。ドット絵アンビグラムを使いこなせるようになりたいですね…。

5/12「クラゲ」(180°回転型)
デザインを優先しすぎて読めなくなっている例です。限られた範囲で頑張ろうとするので破綻するのですね。

5/12「イワシがつちからはえてくるんだ」(180°回転型)
デザインのコンセプトがしっかりしている点は良いと思いますが、上同様読みにくいのでボツです。

5/27「多摩橋」(鏡像型)
密度差を袋文字で何とかしようとしましたが、独特な感じになってしまったのでボツにしました。私の実力不足もそうですが、文字にもアンビグラムへの向き不向きがあると思います。

6/5「空間」(交換型)
ア局毎週お題「間」にて作りました。
「空」の上部が門構えと似ていると思い交換型で着手したのですが、「エ」と「日」の組み合わせに無理がありました。
ボツにするほどで無いとも思いますが、毎週お題に投稿しすぎる事に対する自制と、既に1日2枚投稿が作成頻度のペースに追いついていない為お蔵入りにしました。
恐らく「空」と「間」両方読ませたまま上手くまとめられる方もいるでしょうね…。もっと精進致します。


その他

5/28「神勅」(90°旋回型)
ア局の通話でYФUさんがお題「神」で制作されていた時、彼がボツになされた対応の案を私が勝手に清書したものです。
他人のアイデアを盗み投稿するのは言語道断ですが、私のエゴでnoteには記載させて貰います。申し訳ないです。
(通話時、「私の作品として投稿していいですか?」という無礼最低極まりない質問を一瞬してしまったこともここで謝らせて頂きます。申し訳御座いません!)

6/3「タコ」(180°回転型)
そろそろ生物(オウム)をアイコンとする事に荷を重く感じ始めたので、Discordのアイコンを変えようと思い作りました。
シンプルで無駄がないデザイン、良いですね。
色収差みたいな装飾しちゃって小癪ですね。
私は「自分をテーマに作品を作る」ことがエゴや自己顕示ぽくてあまり好かないのですが、これくらいなら良いだろうと思って作りました。

6/3「タコぬ」(環状回転重畳型)
「タコぬ」という文字列だと回転対称4で作れそうなので作りました。
やはり無茶苦茶に難易度が高いですね…。
線の太さ・傾きや、背景の薄い色の線などで可読性を頑張って上げようとしました。
同じ図形を3個用意し、文字ごとに分けて表示することはアホのプライドが許しませんでした。
現状ではこれより良い策は見つけられませんでした。
私は「自分をテーマに作品を作る」ことがエゴや自己顕示ぽくてあまり好かないので、投稿は致しません。


後書き

アンビグラムを意識的に作り始めて2か月が経ちました。継続は力なりと言いますし、沢山描くことで学べたことも多いと思います。
前回と同じこと言ってる気がしますね。

最後までご覧いただきありがとうございました。
初心者なので出来は拙いですし、制作はあくまで自己満足の域を出ませんが、誰かが褒めてくれたりアドバイスを頂けるのはとても嬉しいです。これからもお付き合いをどうかよろしくお願い致します。



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