【呟き】見えない価値を正当に評価できていますか?

何事もピンチのときに駆けつけるヒーローが求められている

これは、仕事の中で最近感じていることです。
例えば、怪獣が現れて都市を壊し始め、頭上からがれきが落ちてきたときに
さっそうと助けてくれる人物にはとても感謝する。

仕事の中では、以下のような行動だろうか。

・本日中に作業が終わらない → 手伝ってくれる
・取引先に失礼なことをした → 一緒に謝ってくれる
・病気になってしばらく出勤できない → 代わりに対応してくれる

未然に防ぐことができたらヒーロー不要か

では次に、生き物の生態に詳しい学者が何かしら長年の研究で「怪獣の到来」という結論にたどり着き、国に対して対策本部を提案したらどうか。

「怪獣が来る?馬鹿げてる」
「時間やカネを使ってもったいない」


なんてことならないだろうか。
第三者目線では、「怪獣が来る」なんて言ってる変な奴にしか映らない。
一般人に見えていないリスクを防ごうとしても、イメージされない。
見えてないものについて対応を提案しても、感謝とは逆の感情がわいてくることもある。

A「(今度、仕事の責任分担の話をするから、人間関係の図を用意しよう)」
A「プロジェクトの人間関係を紙1枚に図解しておきましょう」
B「なぜそんな手間がかかることをするんだ?組織表で見ればいいだろ?」


行動の意味を分かってない人にとっては、ムダに見えたりする。

波風を防いだ人間への感謝は淡泊になる

B「今回は社内や会社間の責任範囲の話がしやすかったな」
A「人間関係の図をつくっておいてよかったですよね?」
B「ああ、そうね」 ←もう次のことを考えている


先ほどの例でいくと、こんな反応になることがある。
準備していなかった場合のパラレルワールドを覗くことはできないため、
上手く行った結果しか残らない。バットケースでどれだけ困るのかをイメージされないわけだ。

尚、波風が立った後に解決するケースは以下のようになる。

A「口だけで会話しても全然きまらないな・・・」
B「関係者の相関図を作って、マーキングしながら会話しましょう」
A「なるほど」
(:会議の後)
B「今回はすんなり決まったな、Aのおかげだ、ありがとう!」


話し合いが上手く行っておらず手戻りが起こっているが、感謝はこちらの方が大きい。

まとめ

あらかじめ手を打っている。気付けばいいだけの話だが、いざ当事者になると意外と見えていないことが多い。

何も起こらないということが、どれほど平和なのか。
未然に手を尽くしている人間がどれほど貴重なのか。

そういうのを振り返って、表のヒーローだけでなく、陰の立役者にも正当な感謝ができるといい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?